5号館を出て

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寒露 鴻雁来

 北海道に住んでいると季節の移り変わりがはっきりしていて(時には激しすぎると思うこともありますが)、古くからの暦の二十四節気とか七十二候とかが意外と季節に合うのかもしれないということを最近感じるようになってきました。

 今日も相変わらずの寒々とした一日で、朝にはパラパラと雨も降り出しました。

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 よく見ると、庭ではまだアジサイやノウゼンカズラの花も咲いているのですが、寒さは一気に進んできています。

 というわけで、今日も写真を撮る日和ではなく、成果がありません。でも、今日は二十四節気では「寒露(かんろ)」、そして七十二候では「鴻雁来(こうがんきたる)」という日にあたるそうです。

 iPadアプリでは「うつくしいくらしかた研究所」の無料アプリ「くらしのこよみ」の日本語版・英語版でお知らせが届きます。ウェブでも「私の根っこプロジェクト」の「日々是活き生き - 暮らし歳時記」というサイトで二十四節気と七十二候について知ることができます。

 「くらしのこよみ」では内容がほぼ同じ日本語版と英語版がありますので、日本独特の暮らしや文化について英語の勉強にもなるので「愛読」しています。今日配信された「くらしのこよみ」では、今の季節の野菜と果物が紹介されています。

 まずは山芋のむかご。先日、まさにこれをもらったのですが、私の育ったところの文化としてはこれを食べるという習慣がなかったため、園芸的知識でここからあたらしい芽が出てくることを期待して、ついつい土に埋めてしまいました(汗)。今のところまだ芽は出てきません(笑)。

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 むかごは英語でどう言うのかは興味津々だったのですが、単にMukagoだったのにはびっくりです。

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 たしかに小さなジャガイモのようでおいしそうではありますが、特に英語がないということは彼の地では食べられていなかったのかもしれませんね。

 そしてつぎは果物の「あけび」。

 私は野外でなっているあけびの実を見たことはないので、北海道にはないのかもしれません。

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 これの英名もやはりAkebiでした。

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 季節の食べ物は旬があって、その時期に食べるのが一番美味しく一番栄養価が高く、健康にも良いということが最近見直されているということも聞きます。

 旬の食べ物を知り、季節に敏感な生き方ができると、なんだか楽しそうです。







by STOCHINAI | 2016-10-08 22:38 | 季節 | Comments(0)

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