5号館を出て

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木枯らしの一日

 一日中、比較的強い北西または西北西の風が吹き付けて、時折風花(弱い雪)の舞う一日となりました。昨日はなんとか10℃を越える最高気温になったのですが、今日は9℃が最高で寒さを実感する一日となりました。

 それでも北風からも寒冷からも守られている屋内にいる限り、日差しが出るとのどかな景色になります。これは今朝の2階の窓際です。外から取り込む時にちょん切られて一枚も葉のない状態から、なかなか良い枝ぶりに回復しつつあります。左側の細かい葉はオジギソウです。これも水挿しされていた切られた枝から再生した株で、数日前には花も咲いておりました。

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 びっくりしたことに、例年なら11月か12月にならないと花芽が上がってこないパフィオペダルムにもう花芽がついているのを発見しました。

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 植物にとって何が花芽形成の刺激になるのかよくわからないことが多いのですが、花芽が着くということは少なくとも植物にとって最悪の環境ではないことを示してくれているような気がするので、なんとなくうれしくなるものです。

 1階に降りて東の窓からながめるととナツツバキが良い色に色づいています。

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 紅葉や黄葉も必ずしも毎年同じように見られるものではなく、きれいに色づくこともあれば色づくことなく枯れてしまうこともあります。こちらは植物にとってきれいに色づくことがいいことなのかそうではないのかよくわからないのですが、きれいに色づくと少なくとも人間にとってはうれしくなることは事実です。

 と太陽が照ると美しい景色を楽しむこともできるのですが、今日は概ね曇天の一日で、時折雲の隙間から太陽が覗いた短い時間になんとか撮れた写真が上の数枚です。

 そして太陽が沈むちょっと前のほんの瞬間でしたが、ちょっと楽しい光のショーを見ることもできました。主役は夕日と風とモクレンの木です。




 そして太陽が雲に隠れると、地上よりも空が暗い世界となり、このまま夜になっていきました。

 寒くて暗いとホントに気分まで沈んでくるものです(笑)。







by STOCHINAI | 2016-10-24 22:14 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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