2017年 05月 28日
天候不安の中、運動会の開催を強行した小学校も
昨日の天気予報では、今日の午前中までは雨が残るということだったので、ほとんどが順延になった札幌の小学校の運動会も今日はないだろうと思っていましたら、午前6時にかなり近くで信号花火が上がりました。続いてちょっと離れたところからも花火が聞こえます。あわててカーテンを開けてみると、確かに今は降っていないものの地面や屋根はかなり濡れています。「この状況で見切り発車するのか」というのが正直な感想でした。
時おり小雨がパラつくものの、9時頃までは「まあ、このくらいなら濡れてもがんばれるかな」という感じの天気だったので、やはり小学校の方からは運動会の音声が聞こえてきました。
その後も降ったり止んだりを繰り返していましたが、さすがにちょっと気になって小学校の様子を見に行ってみて撮ったのがこの1枚です。
左側に見えるブルーシートはおそらく席を確保した区画なのだろうと思いますが、そこには大量の水が溜まっており、人はおりません。すでに退避したあとでしょうか。見ているお客さんの中には傘をさしている方も見られました。
この後、私は自転車で買い物へ行ったのですが、帰りにかなり雨にあたって濡れました。
それでも運動会は続行されているようです。
この後、時折強い雨が降ったりもしたのですが、昼までは強行され続けたようです。
昼になって父母や関係者の皆さんと子どもたちが雨の中を戻ってくるのを見ると、かなり大変な目にあったようにも見えます。
申し訳ないことに、上の写真も動揺しておりますが、この時点での状況をよく捉えているともおもいましたので、失礼ながらこのまま掲載させていただきます。
というわけで、午後になると運動会の音は聞こえて来ませんでした。
札幌市内では、他にも強行した小学校もあったようですが、途中で中断したところもあると聞いておりますので、うちの近くの小学校も後半だけが順延ということになったのかもしれません。
小学校としては、今日やらなかったとしても来週にずれ込むだけで、中止という選択肢がないのだとしたら、多少の迷いはあっても今日はやると決断した気持ちは十分理解できます。びっしりとつまった学校スケジュールをこなす中で、運動会の順延は学校運営上もかなりの負担であるに違いありません。
気温も最高気温が15.7℃と、雨に濡れた子どもたちの中には風邪をひいた子が出るのではないかと心配になる天候でしたが、午後にはかなりの激しい雨になった時間帯もありましたので、中止したのだとしてもそれは英断だったと思います。
気になるのはすべての小学校で運動会延期や中止の際に取るべき選択肢が画一的に限られているように思われるところです。学校ごとや地域ごとの事情に合わせて柔軟に対応できるような小学校教育であることを望みたいところですが、日本という国はそのあたりに関してはガチガチな封建主義国家ですから、学校の先生も生徒さんもつらいだろうと思います。
などと、雨に濡れた子どもたちを見ていて日本の将来までも考えさせられるというのは、私の考えすぎなのか、はたまた日本という国の後進性なのか、どちらにせよもっと「気楽に子供時代を送らせてあげたい」という気持ちになってしまった日曜日の午後でした。
気温が低めで、雨だったのは人間にはつらいところでしたが、今が盛りのフジの花にとってはきれいな花が長持ちすることになるので良かったのかもしれません。
こちらは近所にあるよく手入れされたミニフジ棚です。
明日からは天気が回復して、いきなり本格的な夏日になるようです。
by STOCHINAI
| 2017-05-28 21:54
| 札幌・北海道
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