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ヤマボウシ開花

 このブログを定期的に御覧になっておられる方は、ここに何度もヤマボウシの「花」の写真が出てきているのに、何をいまさら「開花」とはと思っていらっしゃるかもしれません。

 でも、いままでの「ヤマボウシの花」は花が開く前に、だんだんと大きくそして白くなりつつある花びらのように見える総苞片の変化だったのです。

 そして今朝、ほんとうにヤマボウシの花が咲きました。

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 いわゆる「花」の中心にある球状をした構造の部分から小さな雄しべがたくさんのぞいているのが、木漏れ日の中ではっきりと確認できました。急いでカメラを取りに行き、じっくりと観察してみます。

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 4枚の本当の花びらを開いたたくさんの花が密集した構造になっているのがわかります。4枚の花びらに、4本の雄しべ、中心に1本の雌しべのある地味な花が確認できます。

 今まで見ていた開花前の花もまだ観察できます。

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 これを見て、開花した花を見ると、なるほどと納得いただけると思います。

 我々が普段「ヤマボウシの花」として見ているのはこの視点だと思います。

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 欧米でよく知られているのはヤマボウシに近縁のハナミズキで、日本でも戦後はアメリカ留学した人たちが向こうで dogwood として愛されている花に強い印象を受けて帰国されているようです。今ではアメリカヤマボウシと呼ばれることもあるハナミズキのほうがポピュラーかもしれませんが、私はヤマボウシがとても好きです。


ヤマボウシ開花_c0025115_21414771.jpg

 ヤマボウシにも紅花のものがあり、よく似ていますがハナミズキとヤマボウシでは総苞片(いわゆる「花びら」です)の先端が尖っているか、切断されたようになっているかで簡単に見分けることがができます。

 その点を除くと近縁種なのでとても良く似ていますが、私はやっぱりヤマボウシが好きです(しつこい:笑)。







by STOCHINAI | 2017-06-18 21:46 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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