2017年 07月 15日
夜が暑い
今日は最高気温は昨日よりも低かったものの、夜になってから気温が低下しません。北海道人にとってはそちらがつらいです。











これが昨日の夜。

そしてこちらが現在。札幌の中心部は3℃ほど高くなっています。

明日は雨になるということで気温が下がらないのかもしれませんが、このくらいの時間になると25℃くらいには下がって欲しいものです。
さて、今日も暑くてあまり外で作業をする気にはなれませんでしたが、時折出ては写真も撮れました。
これは夕方に撮ったものです。まずは檻の中の猛獣。

少しは暑さに慣れてきたのか、床でバテていることは多いのですが、風が吹き込んでくると窓辺に上って外を見ていることもあります。
この暑さでさすがにヤマボウシももう終わりで、花びら(総苞片)をハラハラと落とし始めています。

木によって花を咲かせる時期がずいぶんと違うシャクナゲもそろそろ最後の花になりました。

ナツツバキは相変わらず落花の観察になってしまいますが、見上げるとたくさんの花が見られる最盛期です。

ナツツバキは花びら5枚にたくさんの雄しべがついて落ちてきます。新しい栽培品種の花にはこの雄しべが花びらに変化した八重咲きのものがたくさんあります。
今年まいたマリーゴールドはいろんな花が咲く種が混合されたもので、花びらの品種改良の様子を見ることができて教育的です(笑)。
まずは原種に近い花びらが少ないものが咲きました。

中央にたくさんの雄しべが見えます。
そして、次々と咲くものでは花びらが多くなると雄しべが少なくなっています。つまり、雄しべが花びらに変化して八重咲きになってきているということです。

上の花は花びらが少し多くなって、雄しべもまだたくさんあるものです。そして、こちらはほとんどの雄しべが花びらに変化しているように見えます。

植物や動物の品種改良の場面では、生物の進化を実感できる変化を目の当たりにすることができるので、「進化は時間がかかりすぎて、人間の目では見ることができない」ということを越えた教材になってくれます。
とまあ、狭い庭でも進化学を学ぶことができるということですね。
さて、この暑さは我々にいろいろとダメージを与えてくれますが、逆にこれを追い風に咲き誇る花もたくさんあります。こちらは今年、驚くほどの元気さを見せてくれたゼラニウムの株です。

写真を取るために3つほどの花球を切り取ってもまだまだたくさんの花を着けています。
そして、さすがに昼間は暑さにやられてぐったりしていたガクアジサイですが、そろそろ見頃になってきています。

園芸品種には、水さえたっぷりあれば暑さには負けないものが多いようです。
明日の雨が涼しさを連れてきてくれるといいのですが・・・。
by STOCHINAI
| 2017-07-15 22:16
| 札幌・北海道
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