5号館を出て

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台風から遠く離れて

 台風5号は非常にゆっくりと日本を縦断して各地に被害をもたらしていますが、北海道ではニュースでしか感じることができないくらいずっと良い天気が続いています。

 台風の特徴としてあっという間に通り過ぎてしまうことが多く、来るまでと通り過ぎた後の日常間感と直撃されている間の非日常感が特徴の災害なのですが、今回は一夜を過ぎてもまだ風雨が荒れ狂っているという異常な台風でした。それでもさすがに日本本土を縦断している間には目に見えて勢力が衰えてきているようです。今は東北地方の西側にいるようですが、雨雲を見ても台風の渦巻きが見えなくなっているようです。

 立秋を過ぎてなんとなく夕方に「情感」を感じるようになった気がするのは、気のせいでしょうか。

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 これは西日の反射でシルエットになったハンギングのブライダルベールです。

 西洋アサガオのフライング・ソーサーは今朝も快調で、3つの花が開いていました。

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 フライング・ソーサーの花は2つとして同じ模様のものはなく、見るたびに「細胞遺伝学」という言葉が頭をよぎるほど生物学的なイメージを刺激してくれる花なので好きです。

 今朝の3輪もそれぞれおもしろい斑入りとなっていました。

 これは放射相称のパターンです。

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 そして、こちらは左右相称に近いものに見えます。

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 そして最後の一輪はまったくランダムなパターンのようです。

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 ランダムではありますが、このまま浴衣の模様として使うとそれはそれでなかなか現代的な模様として受けるような気もします。

 というわけで、見ても見ても見飽きることがない多様なパターンが出てくるところが私のお気に入りの理由です。

 アサガオと言いながらも西洋アサガオは午後までしっかり開いているところも好きなのですが、さすがに夕方にはしぼみ始めます。

 そしてしぼむと同時に青い色のあちこちが赤く変化し始めるところも不思議です。

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 そしてよく見るとこの青から赤への色変わりも花びらの中の水の流れを反映しているようで興味深いのです。

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 本気で研究してもなかなかおもしろいテーマになりそうな気もする「空飛ぶ円盤」なのでした。







by STOCHINAI | 2017-08-08 21:47 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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