2017年 09月 11日
サンマも絶滅危惧種になるのか
朝晩は寒くなりましたが、我が家の小さな庭では今朝も堆肥の山から勝手に生えてきたトマトが収穫できました。これを見ると「実りの秋」という感じもします。
昨日今日と最低気温が13℃くらいまで下がりました。最低気温が15℃を切るのが普通になってくるとたとえ最高気温が22-23℃になったとしても本格的な秋を感じるものです。
今日は一日中曇りで午後からはなんとなく小雨もチラつき始め、明日は本格的な雨になるという予報が出たため、本当は明日の朝に予約していた3ヶ月に一度の歯科の定期チェックを今日の午後に変更してもらい、駆け込むように見てもらってきました。4時半に予約を入れ、5時過ぎまでで終わったのですが、ポツポツと小雨が降り始めた札幌です。
本格的な雨は明日朝からになりそうですが、明日は家を出るのが困難な一日になるかもしれません。
テレビのニュースでは今年もサンマの不漁であることを繰り返し伝えています。
先日「くらしのこよみ」で秋の味覚の代表として紹介されていたサンマ(英語では Pacific Saury)ですが、「庶民の魚」の代表だったサンマもここ数年希少なサカナになってきているようで不安です。というか、すでに高値のサカナとしてあまり我々の口には、はいらなくなってきました。
昨日行われた恒例の「目黒のさんま祭り」もなんとか賑わったというもののいろいろあったようです。
「目黒のさんま祭り」大にぎわい
09/10 18:30
2017年で22回目となる、東京「目黒のさんま祭り」。
サンマ不漁の2017年も、多くの人でにぎわった。
東京・目黒駅前にできた長蛇の列。
お目当ては、秋の味覚を無料で一足先に食べられる「サンマ」。
2017年で、22回目を迎える、東京「目黒のさんま祭り」では、例年、岩手・宮古市で水揚げされたサンマが振る舞われているが、2017年は、台風の影響などで不漁のため、北海道・根室から7,000匹が届けられたという。
運営者・口町茂昭さんは「(ことしのサンマは)小ぶりだけど、味は大丈夫みたいです」と話した。
訪れた人は「はらわたのところが、こんなにおいしいのは初めて。おいしい以外、何も言葉が出ないです」、「おいしい」などと話した。
また、22年間訪れている人は「朝4時から、並んできました。最高においしいです」と話した。
訪れた人たちは、焼きたての秋の味覚を堪能したようだった。
と今年のサンマは小さく、値段が高いのです。
札幌でも生のサンマを食べることはできますが、いまいち小さく油のノリも悪く、しかも高いのです。
地球温暖化とか海流の変化とかいろいろな理由はあり得るでしょうが、なんといっても近年のサンマやマグロやウナギ、そしてイカの減少は獲りすぎが最大の原因であることは疑いようもないでしょう。そしてその「犯人」が我々日本人であることもまた歴然たる事実として世界中に認識されているように思われます。
我々はニシンやハタハタなどで、何度もこうした獲りすぎによる資源の激減を経験してきているにもかかわらずまた繰り返しているという感覚がよみがえってきます。
栽培するわけではない漁業では、どうしても獲りつくして、いなくなったら魚種を変えればいいとずっと同じことを繰り返してきているような気がします。
それでもようやく、「海は狭く、資源は無限ではない」ということに気が付きはじめてきているのかもしれませんが、だいたい反省し始めた頃には「時すでに遅し」というのが繰り返されてきた愚かな我々人間の歴史なのかもしれません。
この上さらに第三次世界大戦などということにならない程度の知性が残っていることは期待したいところなのですが・・・。
by STOCHINAI
| 2017-09-11 22:42
| 札幌・北海道
|
Comments(0)