5号館を出て

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エチゼンクラゲが肥料に

 8月31日にエチゼンクラゲを海の中で切り刻んで捨てるというやり方に疑問があるとのエントリーを立てました。

 gooニュースに載っている産経新聞の記事では、その時コメント欄で議論された肥料への利用実験が始まったことを報じています。

 クラゲには窒素やリンなど、肥料と同じ成分が含まれていることに着目。農家にも協力を求め、陸揚げされたエチゼンクラゲを畑に鋤(す)き込む作業を実験的に始めた。

 いったん陸揚げされたクラゲは海に捨てることができず、陸上で処理するしかないが、90%が水分のため焼却や埋め立て地への投棄もできず、関係者の悩みの種となっている。

 しかし、クラゲを土壌改良に利用する試みに効果がみられれば、処理費用は畑地までの運搬費だけですむ。クラゲを鋤き込む畑は、塩分を含んだ土壌でも育つ大根やトマトを栽培する計画を立てている。


 うまくいってくれるといいですね。
Commented by さなえ at 2005-09-22 13:18 x
畑が晴れの特異地帯にあるためなかなか発芽せず困っています。クラゲを入れてゆっくり水分がしみ出してくるのなら欲しいと思わず思ってしまいました。保水用の化学製品が出ていますが、自然のものを使えればこれに越したことはないですよね。鳥取砂漠に並べて埋めるとか妄想が広がります。90%も水を含んでいるんですもの、科学者のみなさま頑張ってください。
Commented by stochinai at 2005-09-22 14:41
 地球上の生物はすべて、他の生物によってリサイクル可能な成分でできていますので、有効利用できないはずはないんですね。グローバル経済の下でペイするかどうかだけを指標にするのではなく、全地球レベルでの物質循環を考える生き方が求められていると思います。
Commented by 酔狂人 at 2005-09-23 01:28 x
残念ながら、「90%の水分」が海水なので、塩分が多過ぎて土壌改良には適さないと思います。むしろ、塩害が心配です。
Commented by 花見月 at 2005-09-23 11:51 x
そうですね。多くの植物は塩が苦手です。
塩に強いといわれるトマトなども、さすがに、海水の半分の濃度でもだめでしょう。
遺伝子組み換えで、塩害に強いトマトなどが研究室レベルで、作り出されているようですが、くらげを鋤きこんでも育つものとなると、
ちょっと現実性が・・・。闇雲に鋤きこまないことを祈ってます。
一度塩分に汚染されると、除去するのは難しいです。
Commented by stochinai at 2005-09-23 11:58
 まず塩抜きすることが必要かもしれません。抜いた塩で「クラゲ塩」というブランド塩ができれば一石二鳥ですね。
 あきらめずに、いろんな知恵を出し合っていくと、その議論自体が我々の益になりそうな気もします。
Commented by akihiroino at 2005-09-23 12:37
 降水量さえ十分なら塩害はないですよ。水を多く使う作物なら問題ない。たとえば水稲。
Commented by blue at 2005-09-23 15:50 x
降水量が十分でも地下に塩分が流れて地下水に貯まり、なんかのおりに地表にでるからあまりよくないですよ。
Commented by さなえ at 2005-09-23 18:32 x
すき込む実験を始めたということですが、何の処理もせずただすき込むことは考えにくいです。素人考えですが農学部の研究室が多分担当していると思うのですが。
Commented by stochinai at 2005-09-24 00:16
>農学部の研究室が多分担当している
 または農業試験場が協力しているはずだと思いますが、もっと情報が欲しいですね。
Commented by stochinai at 2005-09-28 20:54
 畑にクラゲをまいた写真が出ました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000022-kyodo-soci
「当面、塩分に強いとされるダイコンを栽培、効果があればトマトやサトイモなども育てたいとしている」そうです。
Commented by さなえ at 2005-09-29 19:23 x
すごい映像ですね。本当にそのまま並べてすき込んでいますね!なにか下処理をすると思っていたのですが…最初に「クラゲ塩」でも作ってから残りをすき込んだほうがよいような気がしません?
Commented by stochinai at 2005-09-29 23:10
 しますね。でも、逆に考えるとクラゲのからだの中には意外と塩が少ないということかもしれませんね。
 いずれにせよ、うまく植物が育ってくれることを願います。
by stochinai | 2005-09-22 11:51 | 生物学 | Comments(12)