2017年 10月 11日
事実上の最高気温が10℃台
最低気温がそろそろ霜の降りるのも時間の問題になってきた領域にはいってきています。昨日までは最高気温は低くても15℃くらいはあったはずなのですが、今日は日付が変わってからどんどん気温が下がってきて、結局最高気温が昨日から今日になるころという「冬っぽい」気温変化の一日となりました。
公式に発表された本日の最高気温は0:04の11.1℃です。
最低気温はこの後まだ下がりそうですが現在となっており、9℃を切り始めています。
今朝の5時、6時、7時の気温はいずれも9.9℃でしたので、このあたりが今朝の事実上の最低気温だと思います。その後少しは気温が上がり、午後2時頃に小さなピークがあり、これが事実上の今日の昼間の最高気温ということになると思います。
それが午後2時頃の10.9℃でした。
予報としては明日朝の最低気温は8℃くらいだそうですので、この後それほど気温は下がらないということなのだと期待しておきましょう。
最低気温の予測はこの後日に日に下がり続けて、土日が7℃、来週の月火が5℃、水曜日は4℃という予報が出ています。そろそろ雪を予感させる気配がしてきました。
下の表は札幌管区気象台で発表されている10月5日現在までの北海道各地における初雪、初霜、初氷、初積雪、根雪、初冠雪の記録です。10月5日というのは手稲山に初冠雪が記録された日ですので、表の最後には昨年よりも6日、平年よりも11日早かった札幌の初冠雪が書き込まれています。
初冠雪と初雪に関連があるとすれば、来週にも初雪があってもおかしくない札幌です。
今日は一日寒くどんよりと曇っていたので写真は撮れませんでしたが、数日前に「くらしのこよみ」で配信されてきた旬のさかなからホッキガイを引用させてもらいます。ホッキガイは北寄貝とも表記されますが正式な和名はウバガイです。英語では Surf Clam だそうです。
非常においしい貝ですが、貝殻のついたまま手に入れた時には是非とも貝殻の中に注目していただきたいと思います。
殻の中にはヒモビルと呼ばれるヒモムシの仲間がかなり高い確率(50-80%くらい)で1個体ずつ入っていることが多いのです。触ってもかじられたり吸い付かれたりすることもなく人体にはまったく無害なものですし、大きいので間違って食べてしまうこともほとんどないと思われます(食べても無害です)。貝にも特に悪影響を及ぼしているふうもないので共生状態にあるのかもしれませんが、始めて見た人はほとんどのケースで叫び声を上げるのではないかとは思われます(笑)。
ネットを探すとリアルな写真もあるのですが、もう食べるのが嫌になるという方がおられると困るので、ここでは動物学的ならびにアーティスティックに美しい写真をお見せしておきましょう。
いろいろなヒモムシの写真が並んでいますが、ホッキにはいっているヒモビルは右下のずんぐりとしたカワイイやつです。長いヒモムシは嫌だと思われる方でもヒモビルくらいまでならなんとか正視に耐えるのではないかと期待いたします(笑)。
ちなみにこの写真は日本動物学会の学会誌であるZoological Scienceの表紙で、この号には北大でヒモムシの系統分類学を研究しておられる柁原先生による日本産ヒモムシのカタログが載っています。
by STOCHINAI
| 2017-10-11 22:19
| 札幌・北海道
|
Comments(0)