5号館を出て

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秋深し

 朝降っていた雨も開講式までにはあがり、なんとか無事に船出できました。今後もCoSTEPをよろしくお願いいたします。

 札幌は秋も深まり、実りの季節です。まずはナナカマド。その枝は、七回かまどに入れないと焼けないほど硬いという由来を持つ木です。実はおいしくないらしく、今の季節はどんなトリも手を出しませんが、冬が終わる頃になると飢えたトリの大切な餌になるようです。おいしくないものが、実はトリの命綱になるという話にはいろいろと考えさせられます。
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 クッツキムシとして知られる種のひとつです。小さな頃にゴボウの実だと教えられ、いまだにそう信じているのですが、ほんとうでしょうか。
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 豪華なオオウバユリの実です。成熟して乾燥すると、中から何千という種が飛び出してまき散らされます。花が咲くまでに何年もかかる植物なのですが、花が咲き実がなるとそれで一生を終えるという、サケのような生活史を持つ不思議な植物のようです。
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by stochinai | 2005-10-01 23:26 | つぶやき | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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