2017年 11月 25日
リアル・バベルの塔
(おそらく今日は投稿できなさそうなので、「予約投稿」をセットしておきます。)
札幌市の電子図書館の本をザッピングしていて、おもしろい本を見つけました。
「工場萌え」という流行もありましたが、確かに工場(それもちょっとローテクな工場)は見ているだけで「萌える」ものを感じることがあります。
この本もそういう工場の写真集なのですが、ちょっと異色な「工場写真」がありました。
オーストリアにある建物だそうですが、これは工場ではありません。
説明のページがあります。
19世紀の終わりにウイーンに建てられたガスタンク。それが1986年にその使命を終えた後、取り壊されるのではなく修復され、集合住宅や商業施設からなる複合施設に作り変えられました。ここらあたりが歴史あるヨーロッパのすごさを感じさせるところですね。
4棟は連絡通路でつながれ、中にはレストラン、学生寮、ショッピングモール。ホールなどがあります。それぞれの棟が著名な建築家4名によって設計されたそうです。
最初の写真を見てすぐに思ったのが今年日本にやってきたブリューゲルのバベルの塔の絵でした。
リノベーションした建築家達がバベルの塔のことを知らないはずはなく、もちろん意識しながら作っただろうと私は確信しています。
それにしても、ヨーロッパのリノベーション。やはり、日本の「ビフォー・アフター」とは一味違ったことをやってくれていますね。
ちなみに、この「工場萌え」の本は文庫本で紙書籍は730円、電子書籍は676円でAmazonで手に入ります。
今なら札幌市の図書館の電子書籍はすぐに借りられそうですよ(笑)。
by STOCHINAI
| 2017-11-25 21:00
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