5号館を出て

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最低気温は低くても

 今朝も最低気温はマイナス10.4℃と10℃以下になりました。1月後半から最近まで最低気温がマイナス10℃を切るのは珍しくもないのですが、さすがにこの気温になると明け方寝ていても「寒いな」と感じるものです。それでも今日は最高気温もプラスになりそうなところまで上がりました。午後3時ちょっと前にマイナス0.5℃ですが、このくらいになると外に出ても「暖かい」と感じるものです。

 太陽の出ている時間帯も結構あり、日差しは春を感じさせてくれます。

 我が家にはいただきものと100均で仕入れたもののエアプランツが3株ほどありますが、日差しを浴びて気持ちよさそうです。

 エアプランツはパイナップルに近縁なもののようで、確かに葉の並びはパイナップル的です。種名ははっきりわからないのですが、この3株はそれぞれ別種のようです。まずはオーソドックスな感じのもの。

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 そして葉の表面に細かい毛が密集して生えているもの。

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 さらに特徴的な太いねじれた葉をもつもの(カプトメデューサ?)。

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 今までにやってきては花を咲かせたり、枯れてしまったものなどもありますが、現在はこの3株が元気にしてくれています。

 多肉植物もいろいろあるのですが、育てていながら名前もよくわからないものが多くてご紹介がしにくいものです(笑)。

 そんな中で名前もわかっていて、ちょっと気に入っているのがこのゴーラムという植物です。同種かどうかはっきりしないものもありますが、数株あります。

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 ゴーラムは南アフリカ原産とのことですが、日本では古くからカネノナルキという名で知られているカゲツ(花月)という種が同じく南アフリカ産でゴーラムと近縁のものらしいです。下がカゲツです。

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 そして不思議なことに見た目はずいぶん違うのですが数珠玉(数珠星?)と呼ばれるものも含めて3つともクラッスラという同じ属の植物なのだそうです。下の数珠のように見えるものが数珠玉です。その左右にはゴーラムも植わっていますが、さすがに近縁の植物だけあって同じ環境で元気にしています。

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 エアプランツは南アメリカ産の熱帯植物でクラッスラは南アフリカの乾燥地帯の植物とやってきたところは違うのですが、どちらも乾燥に強く強い日差しが好きみたいなので春が近づくにつれだんだんと元気になってきているようです。もちろん外気のマイナス10℃にさらされたら死んでしまうでしょうが、北海道でも室内ならそこそこの寒さにも耐える強さがあります。それでも夏になったら屋外に出してやるとなんだかうれしそうなので、彼らも春が待ち遠しいに違いありません。

 話は変わりますが数日前にブルーバックスの増刷の案内状が届きました。

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 出してから10年近くになりますが、ちょっとずつでも読んでくださる方が続いてくれるというのはありがたいことです。

 そういえば、この本が縁になって3月に千葉で開かれる学会に呼ばれているのでその関連で増刷になったのかもしれません。そろそろそちらの講演の準備もしなくてはいけませんね(汗)。
 








by STOCHINAI | 2018-02-22 21:46 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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