5号館を出て

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明るい真冬日 自立学習型ロボットとマンボウ3種

 相変わらず寒さの真冬日が続きますが、今日は意外と日差しのある明るい日になりました。とはいえ、やはり寒いので室内中心の一日になりました。

 明るい午前中の光に照らされたコーヒーです。

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 というわけで、気になっていた確定申告をオンラインのe-TAXですませました。簡単な足し算をして表を埋めネットで送るだけなので、日曜日でも夜でも関係なくできるところはありがたい限りです。私は去年から年金生活者になりましたが、それまでとは違い確定申告をして追徴課税をされるということではなく、還付金が戻ってくるようになったのは、それだけ収入の少ない貧乏人になったという証拠ではありますが、申告をする意欲がわいてくるというものです(笑)。

 こちらはガジュマル。

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 シノブも元気がいいようです。

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 昨日、新しいScientific Americanをダウンロードしました。表紙は可愛らしいロボットです。

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 AIが話題の昨今ですが、AIの真骨頂は「自分で学ぶ」ということで、人間の子どもが言葉を覚えるように自分で言葉を覚えるロボットのことが書かれています。

 
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 この写真ではボールを見せることで、ボールとはどういうものかをロボット自身に学ばせているところを示しています。ロボットにボールを見せてボールという言葉を繰り返し教えると、ボールとはどういうものかをロボットが理解するようになるという実験で、これができるようになるとヒトの子どもが言葉をどのように覚えていくのかということもわかってくるのではないかと期待されているということです。

 この実験をみて、実は人間でも子どもによってもボールという言葉の意味の理解がちょっとずつ違うのではないかと思いました。野球のボール、テニスのボール、卓球のボール、バレーボールはすべてボールですが共通の性質はあります。しかし、それぞれに違うところもあります。一人ひとりの子どもがどのボールでボールというものを理解したかによって、つまり子ども一人ひとりにとって実は同じボールという言葉がちょっとずつ違う意味を持つのではないか、それがひょっとすると「個性」というものを生む原因の一つになっているのではないか、などと想像をたくましくしてしまいました。自律的に学ぶことができることができるようになったコンピューターには「個性」もあって、さらに我々の脳の発達の理解に新しい視点を与えてくれるかもしれないと思った瞬間でもあります。

 同じ本に今まで1種類だと思われていたマンボウには実は3種類いるという話題も載っていました。なんとなくマンボウが最大の硬骨魚だと言われていたのは正確ではなく、大きいのはいわゆるマンボウではなくウシマンボウという別種のマンボウだということです。最近の日本人研究者の解析によってマンボウには3種類いて、今まで最大のマンボウとしてギネスブックに載っているものはマンボウではなくウシマンボウだということを主張しています。論文はこちらなのですが日本語の詳しい解説がこちらにあります。

近年のDNAを使った研究によってマンボウ属は3種に分類され、澤井博士のチームはそれぞれの学名を暫定的にMola sp. A(ウシマンボウ)、Mola sp. B(マンボウ)、Mola sp. C(マンボウ属C種)と呼んできました(sp.は属名は判明しているが、種名が判明していない状態)。それら3種のうち、マンボウ属C種(Mola sp. C)の学名は、2017年7月に、マンボウ属で125年ぶりとなる新種・カクレマンボウMola tectaとして発表されました。
この研究では残りのマンボウ属2種(ウシマンボウ、マンボウ)の学名を特定するため、世界各地の生鮮標本と博物館保存標本を含んだ30点の標本を詳細に調査し、解剖や形態計測を行いました。また、情報は写真、古い記録や最近の記録からも収集しました。チームは種の形態的特徴を明確化し、各種の分布を調べました。それらの結果、マンボウ(Mola sp. B)はMola mola、ウシマンボウ(Mola sp. A)はMola alexandriniの学名をそれぞれの種に適用すべきであるという結論に達しました。
また、ウシマンボウの英名は、特徴的に頭部が隆起することにちなんでbump-head sunfishという新しい名を提案しました。「Mola alexandriniに採用した和名ウシマンボウも同様の由来です。ウシマンボウの『ウシ』は、この魚の隆起する頭部を表します」と澤井博士は説明しています。
また、チームは同定の誤りの問題も解決しました。ギネス世界記録には、世界最重量の硬骨魚としてマンボウMola molaが登録されています。しかしながら、澤井博士のチームは1996年に千葉県鴨川市沖で捕獲された2300キロのウシマンボウ(2.72メートルのメス)が今まで実際に計量された中で最も重い個体であることを発見しました。この個体はこれまでマンボウと同定されていましたが、今回の調査により、3点の形態的特徴(頭部の隆起、下顎の隆起、丸みを帯びた舵びれ)に基づき、ウシマンボウであると改めて同定されました。

 こちらが世界最大の硬骨魚、ウシマンボウの写真だそうです。

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 私はScientific AmericanとNational Geographic Magazineを電子書籍で定期購読しているのですが、価格も安いのですべてを読まなくてはならないという強迫観念もなく流し読みできて、きれいな写真と新しい情報が得られるのはとてもありがたく思っています。日本の雑誌も定期購読するともっともっと安くできない理由はないと思うのですが、残念なことになかなかそうはなりませんね。








by STOCHINAI | 2018-02-25 21:41 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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