5号館を出て

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70年ぶりに寒い2月

 今日も昨日も一昨日も真冬日でした。1月が暖かく2月がこれほどに冷え込んでいるのは観測を始めた1946年以降には1948年に一度だけあっただけということです。tenki.jpの気象予報士ブログに書いてありました。
今年のように、1月の気温がかなり高くなりながらも2月に入って一気に平年よりも気温が低くなった年は1948年の一度だけ。今年は実に70年ぶりの記録的な気温変化となりそうです。
 というわけで寒いのですが、こちらが慣れてきたせいもあるのかもしれませんが、春を感じる毎日です。

 リンゴを食べに来るヒヨドリは2匹に増えました。最初から来ている個体はどんどん慣れてきて、窓ガラスのすぐそばまで来て日向ぼっこをしています。

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 この調子でいくと、手乗りヒヨドリになるのも近いかもしれません。

 夕方5時頃に急に窓の外が明るくというか赤くなってきたので何事かと外を見るとこんな感じでした。

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 青空と赤い雲そしてポツポツと見える黒い粒は雪という変な組み合わせです。

 雪はそこそこまじめに降ってきています。

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 屋根も真っ白になります。夕焼けでオレンジ色に見えますが、ウッドデッキにも白いはずの雪が積もってきました。

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 この後、10センチ位は積もったようです。明日の朝はまた雪かきがあります。

 さて、オリンピックも終わりましたし、特に話題もないのですが数日前にダウンロードしたNational Geographicが珍しく進化を扱っていましたのでちょっとだけご紹介をします。

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 この特集で言いたいことはエディアカラからカンブリアの時期に爆発的に出現したたくさんの動物達は現在生きているものとそんなに違わないということのようです。上は左がカンブリア紀の化石で右が現生のゴカイで確かによく似ていますね。

 動物界でもっとも繁栄しているのは昆虫やクモ・甲殻類などを含む節足動物で、これも大昔の標本である4億5千2百万年前の化石の三葉虫と今生きているエビカニや昆虫が近い仲間だということはすぐにわかります。

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 さすがに我々脊椎動物を含む脊索動物を見ると、カンブリア紀のピカイアと現在の硬骨魚はその複雑さから見るとちょっとは異質かもしれませんが、体節の繰り返し構造の基本はそんなに変わっていません。

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 なんといっても変わらないものの代表は棘皮動物でしょう。ウニやヒトデはちょっと違いますが、たとえばこのテヅルモヅルと左側にあるオルドビス紀のウミユリはひと目で同類だとわかりますね。

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 というわけで地球に出現してからほんの5-6億年しかたっていない我々動物の中にはそれほど大きく変化していないものもたくさん残っているというわけです。

 ところが一方では、カンブリアの大昔には一見すると我々ヒトと似たものはまったく存在していません。研究が進んでいろいろとわかってきてみるとサカナを含む脊索動物の成れの果てに我々ヒトが進化してきたことがわかるのですが、カンブリア時代からの先輩とくらべるとひと目見てこれはヒトと近縁だとわかる四足動物(両生類)が出現したのも3億5-6千万年前の大昔のことですから、その頃から我々もそれほど大きくは変化していないということも言えるのかもしれません。

 そう考えるとヒトとチンパンジーが種分化したという700万年前からの変化などは動物学的には実に微々たるものだということがわかります。

 一方、ヒトが農耕や畜産を始めたのがやっと1万年くらい前、産業革命からはほんの200年ちょっと、コンピューターが実用化されてから半世紀もたっていないのですから動物学的にはまったく進化していない我々が驚くような文化・文明の発達スピードについていけないのはむしろ当たり前だということがしみじみと感じられます。ヒトという動物のことを考えると、この先どうなっていくのかちょっと心配になるくらいの文明の発達速度です。








by STOCHINAI | 2018-02-26 21:37 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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