2018年 03月 18日
千葉は早春
今回の旅の狙いの一つに春を見つけることがありました。












朝、ホテルをちょっと早めに出て春を探してみましたが、千葉とはいえどまだまだ早春のようで、駅前でようやく沈丁花の花を見つけました。以前、私が沈丁花の花を見たことがないと言ったらN波さんが東京から宅急便で送ってくれた思い出の花です。

あの時、宅急便の箱から取り出した沈丁花はまだ強い香りを放っていことが記憶に残っていますが、残念なことに今日出会った駅前のプランターの花はもう匂いを失っていたようで、鼻を近づけて見ましたが香りをかぐことが叶わず、ちょっと残念でした。
千葉の駅は不思議な空間で、過去なのか未来なのかわからないモノレールも走っていたりするのですが、その駅の看板が廃墟のたたずまいだったりするのが不思議な雰囲気を醸し出していました。ブレードランナーの匂いもしたりします(笑)。

というわけで、早々に駅から退散し、本日の目的の地である千葉大の医学部・看護学部キャンパスへ向かいます。

亥鼻地区って読めますか?ここに千葉大の医学・看護学部があります。
さすがに医学部の古い建物には趣がありました。

とはいえ今は医学部そのものではなく「検収センター」になってしまっているようです。というわけでこのキャンパスでも春を探してみることにして見回すと、コブシが咲いていました。

八重咲きのツバキもありました。

八重のツバキは雄しべが花弁に変わってしまっているので、ツバキのあの特徴的な雄しべの束がありませんが、花の散り際はやはりボタッと落ちるツバキのものでした。

さすがにサクラはなかなか見つからなかったのですが、中庭に満開のサクラが一本ありました。これはラッキー。

手前にレンギョウも一緒に咲いています。
待望のサクラですので、花のクローズアップも1枚。

こういう写真だとちょっと見飽きた感じになってしまうのが残念です(笑)。
下を見るとオオイヌノフグリもありました。

というわけで早春の花はひととおり見られたような気もして、ちょっと満足でした。
息抜きはここまでで、ここからはまじめに学会に参加します。
残念なことに帰りのフライトがあったので、すべてに参加することはできず学会場を退出。
来たときと同じように千葉の中から出るのが大変なバスの旅を経てようやく羽田に着きました。
あまりにも時間がかかったので、機内に座った時には思わずベア・ドゥに「さあ、帰ろう」と声をかけてしまいました。

夕日の中を飛ぶ翼の先で、ベア・ドゥはなんとなく心細げでしたが、無事に新千歳空港まで運んでくれました。

お疲れさまでした。
by STOCHINAI
| 2018-03-18 22:34
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