5号館を出て

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もう冬には戻れない

 今朝6時22分の最低気温がプラス3.4℃で、午後2時35分の最高気温がプラス9.5℃という、押しも押されもせぬ春の一日になりました。

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 朝日に当たるウッドデッキの氷面が濡れているのがなんとも春らしい景色に見えます。

 デッキの横の地面(といってもウッドチップカバーされてますが)も露出してきました。

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 ガレージ内に退避していたコケを取り出してみてびっくり。意外なほど青々としていました。

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 接写してみても元気さ加減はわかります。

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 元気なものもあれば枯れてしまったものもありますが、カーネーションも意外な展開になりました。

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 左側の完全に枯れてしまっているものは冬の間、私の部屋に取り込んでいたものです。右のかなり元気なものは玄関の風除室でなんども凍結温度にさらされていたもので、どうやら完全復活しそうで、すぐにでも花が咲きそうな勢いです。

 植物の冬越しも暖かければベターというものではないことが証明されたようなエピソードになりました。

 とけた雪の下から大量のイチイの実や種が出てきます。イチイの実の赤い甘い部分は我々が食べてもおいしいものですが、中にある種子には毒があると言われています。ヒヨドリやツグミが食べると種子は消化もされずそのまま出てくるようで、これなら毒があっても安全だと思われますし、この状態の種は運ばれた場所で発芽もしそうです。

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 ところがよく見ると完全に種子が割れた中身がなくなっているものがたくさん見られます。上の写真にもありますが、こちらではっきりと確認できます。

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 冬の間にはシメもたくさんやってくるのですが、彼らはこのイチイの種子を割って中身を食べてしまうそうです。種子の殻は吐き出しているので毒は殻にあって彼らは食べていないのかもしれませんが、特に毒性の強いと言われるイチイの樹皮を食べてなんでもないエゾシカなどの例もありますので、シメはイチイの毒に耐性があるのかもしれません。

 などど雪解けの下から出てくるものを見ているといろいろ想像力を刺激されるものです。

 東区の積雪はゼロへと一直線に進みつつあり、もう後戻りはしないだろうと思われます。

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 部屋の中にも暖かい日が朝から差し込むのでネコもまぶしそうにはしていますが、うれしそうです。

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 もうすぐ春ですね ♫ 。








by STOCHINAI | 2018-03-25 21:30 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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