2018年 06月 25日
西へ
道央の山だから寒いのかと思いましたが、今日は札幌も寒かったようで、北海道中がまた寒いサイクルに入ってしまったのかもしれません。
目覚めたら山の上の湖のほとりでした。
ここでは、雲と霧と水が時に区別がつかなくなるくらい混ざり合うことがあります。
朝は雲が水面にまで降りてきて、向こう岸の水面は見えず、当然山も見えないという神秘的な光景で始まりました。
また温泉をいただいて山を降ります。途中でこの辺の地形の成り立ちを知るために「とかち鹿追ジオパークビジターセンター」に寄りました。表示は出ているものの、他に誰もおらず普通のお宅のような作りの建物のドアを開けるには少し勇気がいりました。
それでも向こうに見えるサインに励まされ鍵のかかっていないドアをノックして開きました。
これが大正解でした。学芸員さんにつきっきりで解説をしていただき、このあたりの1万年くらいの歴史をじっくりと教えていただきました。スケールの大きな話はとても面白いです。今回の旅の最大の収穫になりました。
来る時には道東自動車道をスイスイと走ってきたのですが、帰りは狩勝峠を通って富良野・芦別などを経由してきました。
道東自動車道ができてからの狩勝峠の寂れようは想像を絶するものでした。
狩勝峠頂上の道路サインがこちら。
その脇にある「峠の茶屋」はもう何年も前から閉鎖されているようでした。
交通手段が変化すると付随する施設も大きく変化する見本を見るために、修学旅行ではこういうところを見せるのが教育的かもしれません。
と道を走るだけでいろいろと考えさせられるのが今の日本です。
途中で休憩した三段滝です。
展望所へ続く道の脇に今日はあちこちで見かけた半分白くなった葉の木を近寄って観察することができました。
最初はハンゲかと思いましたが、調べてみるとどうやらネコの好きなマタタビ(モクテンリョウ)みたいですね。現地ではわからなかったため家で待つネコたちのお土産にできなかったのが残念でした。
by STOCHINAI
| 2018-06-25 22:13
| 札幌・北海道
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