5号館を出て

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5日ぶりで今年3度めの真夏日

 さすがに真夏日は暑いですが、昨日の最高気温が29.7℃で今日は30.4℃なのでそんなに違いはありません。それでも日が傾くと気温はどんどんと下がってくれるのが北海道です。現在の東区の気温は22℃で、窓を開けていれば十分に涼しいです。

 気温が下がり始める時間帯に見た光景がこちらです。

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 家と家の隙間をくぐり抜けてくる午後の西日がこの柵に当たっています。夏至から1ヶ月以上も過ぎていますので太陽に位置は5月頃と同じところに戻っているはずなのですが、なぜかこの風景は盛夏のものとして毎年繰り返されているような気がします。太陽の位置は同じでも、植物の成長が5月と7月とではぜんぜん違うことが大きく影響しているのだと思います。

 夏のピークを迎えようとしていることは今日発見したハイビスカス(沖縄から連れて帰ってきたアカバナー)の花芽でも確認できました。

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 強い光に当て続けて初めてできる花芽です。暑い夏のプレゼントが今年もやってきました。

 ここに引っ越してきた頃にはほとんどいなかったダンゴムシですが、なぜか最近の我が家の庭にはたくさん繁殖しています。それを実験に使いたいというリクエストがあるので今年も春から目についたものは回収して虫かごで飼育していました。

 今年も分けていただけますかというリクエストが届いたので明日お届けしようと思って、今朝チェックしたところ連日の暑さに参っているのか、なんとなくだらけています。

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 ダンゴムシのトレードマークの団子になって寝ているのが多く、大丈夫かなと思っていましたら、すぐにもぞもぞと動き出しました。

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 それでもちょっと心配だったので、今朝も5-6匹新しい個体を採集しておきました。明日、お届けしますのでお待ち下さい。

 室内ではマツバランが胞子嚢をつけていました。

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 ちょっと見えにくいので寄ってみます。

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 この枝と生殖器官しかない植物が江戸時代に一大ブームを引き起こしていたという話はよく聞きますが、聞くたびに不思議な気がします。でも、国会図書館で公開されている当時のマツバランだけの図鑑があったことを知るとなるほどと納得できるのであります。

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 もちろん生きた化石と言われるくらい何億年も変化してきていない植物ですから、江戸からの200年位で変化するはずもないのですが、今私の部屋で胞子をつけているものとほとんど変わらないものが江戸の人たちに愛されていたということを考えると不思議でなりません。

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 園芸植物ではありますが、日本国内で野生のものもたくさんあるようですね。









by STOCHINAI | 2018-07-26 22:41 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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