2018年 08月 07日
8月初めて夏日を脱した日は立秋そして北海道の七夕デー
立秋の今日、北海道は一月遅れの七夕です。近所の保育所の子供達も浴衣や甚平でお散歩していました。台風13号が関東直撃をうかがう位置にいるのは地球の外から見てもわかるようですが、札幌に吹いている南東から南南東のやや強い風も台風に影響されているものかもしれません。












上はGlobal Windの画像ですが、今日からは下のGoogleMapでも地図の縮尺をどんどん大きくしていくと丸い地球の地図になるだけではなく、1-2時間前の雲の様子も見られるようになっているということです。

ほぼリアルタイムで地球全体の雲の分布が見られるということは、宇宙船から見える地球をリアルタイムで見られるということでもあり、技術の進歩に驚くとともに、この地図では今までは想像もできなかったものも表示されるようになっているのではないかという「期待」とも「恐怖」ともつかないものが感じられます。
「小さい島国」だと思っていた日本が意外と大きいということがわかるのもこの全球表示のメリットかもしれません。この表示を見て育つ未来の子どもたちの世界観・日本観が我々とはちょっとは変わってくるような気もします。
涼しくなってきたこともあり、落ち着いて窓辺の多肉植物を眺めているとクラッスラの数珠玉(数珠星あるいは数珠姫かも?)の先端に花芽が着いているのを発見しました。

上の写真では数珠の先端にポヨポヨしたものが見えるだけですが、ググッと寄ってみると確かに花芽であることがわかります。

ちょっと色も見えますがガクのようで、花はまだ開いてはいないようです。

反対側の窓にあるペペロミアも花を着けていますが、こちらは去年も見ていますし、あまり感動的なものでもありませんので、しばらく前から気が付いてはいましたが放置しておりました。遅ればせながら、クラッスラの花芽が出たついでにご報告しておきます。こちらはすでに花が開いているのかもしれません。

となりの枝にも着いています。こちらはまだ未熟な感じで花は開いていないものと思われます。

ペペロミアは、この棍棒状のものに花がびっしり着いているはずなのですが、花弁が顕著に開くわけでもなく、咲いたのか咲いていないのかもよくわからない地味な花です。
こういうのに比べると今真っ盛りで外に咲いているノウゼンカズラなどの派手さは別格に思えてきます。

地味と言われるソバの花でさえ派手に見えてきます。

こうした植物では、花が終わって種子になるとそれはそれで派手なものも多いものです。こちらはダイコンソウの実(種子)です。

ひとつを拡大してみると哺乳類に種子を運んでもらうしくみの「ひっつきむし」状態のものであることがわかります。

砂漠や高山などに咲く多肉植物は花の受粉や種子の拡散を頼る動物がいないあるいは極端に少ないために、そうしたものを引き寄せる派手さというものがないのだろうと思われますが、それはそれで自力や風の力で受粉し種をまくというきわめて「省エネ」な生き方をするために地味な生き方をしていることにまた興味をひかれます。一方で、昆虫などの動物に受粉を任せ、できた種子を含む実をいろいろな動物に食べてもらったりして種子を新しい天地に運んでもらうことで生き延び生息範囲を広げる植物というものはそれはそれでなかなか大変な「努力」をしているとも言えると思います。
いずれにせよ、どんな生物でもこの地球上で生命をつなぎ続けるための仕掛けを持ち努力を続けているわけで、その生き方を知るたびに生き物のすごさと大変さを感じるのが「生物学」という学問なのだろうと再確認する毎日なのでありました。
by STOCHINAI
| 2018-08-07 23:01
| 札幌・北海道
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