2018年 09月 02日
旧盛岡藩士桑田北海道支部総会
今年も9月の第1日曜日の今日、道庁横のホテルの一室を借りて旧盛岡藩士桑田北海道支部総会が開催されました。
新しい事務局ががんばってくれた結果、ここ数年減り気味だった参加者も増加し、盛り上がった会になりました。
来賓でいらした、本部の副理事長の講演の中に出てきた現在の桑田メンバーの状況です。
明治8年に旧盛岡藩士のうち1,732名が「桑田共有契約書」に署名をして、旧盛岡藩士桑田を組織して、その後一子相伝(最初の頃は嫡出男子のみ)を続けて今日に至っているのですが、現在までに584名が承継に失敗し権利を喪失しているということです。つまり、現在の権利者数は1,148名ということになります。北海道支部も10年前は95名いた権利者が減って今年度は86名になっています。全体としてみると当初の3分の2に減っているのを「大幅に減った」とみるか「まだこんなに残っている」とみるかで評価は分かれるとは思いますが、河川敷が主な所有地であるとはいえ現在にいたるまで1,000名以上のメンバーによって共有状態が維持されているということは評価されても良いのではないかと感じています。逆に共有地の価値があまり大きくない(というかほとんど無価値)ということが、この共有状態を維持できた理由のひとつなのかもしれません。現在は法律的に共有地を譲渡したり売却したりすることはできないのだそうですが、我々に課せられた使命はこの「文化遺産」を守り、後世に引き継いでいくことなのでしょう。この土地がある限り、幕末の盛岡藩の状況は忘れられることはありません。
というわけで、年に一度のタイムスリップを味わって戻ってまいりました。
道庁の西側から駅前の喧騒を通ることなく北大に戻ってこられます。
北大に置いてあった自転車でのんびりと東区まで戻りました。
今日は久しぶりに良い天気で朝からほぼずっと快晴だったようです。
とはいえ、さすがに北海道です。午後3時半ころに記録された最高気温は24.5℃とやはり夏日にはなりませんでした。
とはいえ、この炎天下で自転車に乗っているとさすがに汗だくになりました。
それでも日が傾いてくると涼しくなります。
これは西日を浴びた旧勤医協中央病院です。今は空き家になっているはずですが、いくら近くにあっても病院の空き家には入ってみたいとは思いません(笑)。
今日は久々に夏を味わうことができましたが、数日後には台風の洗礼を受けそうで、そうそうのんびりとばかりはしていられないようです。
とりあえず、本日の関係者の皆さまには、お疲れさまでした。
by STOCHINAI
| 2018-09-02 22:10
| 札幌・北海道
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