5号館を出て

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地下鉄上の陥没は東区の東豊線だけではなかった(知らなかった!)

 今日もちょっと出かける用事があったので用件がすんだ後、自転車で少しあちこち走ってみるとメッシュシートをかぶって補修中と思われる建物がかなりたくさんあることに気が付きました。やはり外から見ただけではあまり被災していないと思われる建物でもかなりたくさんのものが修理を要するような被害を受けているようです。家の近くでは北海道銀行元町支店がすっぽりとシートに覆われて作業中でした。

 時折余震はきますが、少しずつ落ち着きを取り戻しているようで、東区の幹線道路の修復は昨日で終了したとのことでニュースになっていました。

 こちらは今日の読売新聞の記事です。
地下鉄の上が液状化か、札幌の陥没道路が仮復旧
2018年09月18日 10時11分
 6日の北海道地震で、約4キロにわたり陥没などが起きた札幌市東区の東15丁目屯田通が17日、仮復旧工事を終えて11日ぶりに通行を再開した。
 というわけで、東区内の地下鉄東豊線上の陥没が修復されたという記事だったのですが、この後に私がフォローしそこなっていた重大な事実が書かれていました。
 札幌市建設局によると、陥没などの被害が発生したのは、東豊線環状通東駅付近から栄町駅付近までの同通りのほか、北区の南北線北34条駅北側の西4丁目通(約270メートル)、白石区の東西線南郷18丁目駅西側の南郷通(約130メートル)の3か所。東豊線では最大で約2メートル落ち込み、地割れが複数箇所で見つかった。
 と、東豊線だけではなく南北線と東西線でも同様の被害が生じていたことはこの記事で初めて知りました。図もありましたので引用させていただきます。

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 南北線は札幌新道を越えた北側で、東西線はよくあふれそうになる月寒川の近くで、こちらも不思議なことに札樽道の近くだったようです。

 報道はされていたのかもしれませんが、大規模に陥没した東区ばかりが強調されていたので見逃していたようですが、やはり札幌全域でかなりの被害が出ていたことを再認識させられました。

 あちこちの地下鉄路線上で同様の陥没事故が起きたことについては、北海道新聞の13日の記事がわかりやすいので一部引用します。
液状化、地下鉄建設が影響? 専門家「抜本策必要」
09/13 05:00
 札幌で最大の震度6弱を観測した東区では地下鉄東豊線上の市道「東15丁目屯田通」が陥没。4キロにわたり路面が波打ち、1メートル近く沈んだ場所もある。通行止めは12日も続き、市は舗装を剥がす作業などを急いだ。
 市は東豊線建設の際、土地を約10メートル掘ってトンネルを埋め込む「開削工法」を採用。そこを砂で埋め、地表を舗装し道路を造った。
 一帯は、泥炭などが地下10メートルから15メートルまで堆積した軟弱地盤。「埋め戻し土」の締め固めが不十分だと液状化が起きやすい。北大大学院工学研究院の磯部公一准教授(地盤工学)は現場を調査し、砂交じりの水が噴き上げた「噴砂」の跡を確認。「軟弱な地盤で揺れが増幅した恐れがある。1~3メートルの浅い場所に地下水があり、地下鉄建設の埋め戻し土が液状化したと考えられる」と話した。
 わかりやすい図もありますので、引用させていただきます。

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 液状化が起こった原因としては、前日に北海道の西を通り抜けた台風によって降った雨の影響もあったのかもしれません。地震のせいで忘れがちになりますが、この台風によって倒れた大木は処理されたもの未処理のものを含め、今でも札幌のあちこちで見られるほど、地震よりも広い範囲で爪痕を残しています。

 地震でも台風でも、大きな被害を受けたところは確かに被害は大きく大変なことも事実ですが、テレビ・ラジオや新聞で広くまた長く報道されるので、援助も届きやすいのかもしれません。ところが、あちこちで散発的に発生した被災者はほとんど報道されることもなく、そのせいもあってほとんど援助の手が届かないということもまた事実としてありそうです。

 食器棚が倒れて食器が壊滅的な打撃を受けたり、テレビが台から落ちて破壊されたというような被害だけの方なら数えきれないほどいらっしゃるようですが、そういう方々が援助されたという話はまったく聞いたことはありません。

 そう考えると、基本的に災害からの復旧は自助努力で行うしかないというのが結論のように思えます。

 もちろん、自力で更生できなさそうな時には、行政やボランティアの方々の力を借りることになるのでしょうが、それが届かない時には少しずつでも自力でやっていくしかないということを日々感じている「準被災者」なのでした。

 我が家は全然大丈夫なのですが、声もあげられない小規模な被災者は数え切れないほどいらっしゃるのだと思います。

 自然災害だとはいえ、まことに罪深いものです。








by STOCHINAI | 2018-09-18 22:46 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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