5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

真冬日は1日で終り今日はちょっとだけプラスに

 真冬日の翌日ですから、ちょっとでもプラスになって太陽まで照りつけると「暖かい」と感じてしまいます。ネコだって日向で思わず眠りこけるのでした。

c0025115_22555346.jpg

 昨日までの気温変化のグラフに今日の分を追加するとこうなります。

 3日ほどマイナスを知らない冬とは思えない日々が続いた21-23日の後、一転してマイナスしかない昨日がやってきました。

c0025115_22564673.jpg

 そうかと思うと今日はググググーンと気温がプラスにまで上がります。とはいえプラスの気温は高さも時間もちょっとだけで、日が落ちるとマイナスになってしまいました。

 予報によれば最高気温は明日も今日と同じくらいですが、最低気温はさらに下がり、明後日からは最高気温もかなり低くなる「年末寒波」がやってくるということです。

 今日はまた札幌市の電子図書館で本を借りて読みました。NHKスペシャルが新書になったものらしいです。

c0025115_23030890.jpg

 この番組は見ていないのですが、NHKスペシャルの良質なものはたしかに新書一冊分くらいの情報量はあるといつも思っておりますし、実際にそれを新書にしたものもたくさん出ているようです。

 この「健康格差」は一昨年の番組で本になったのは昨年らしいですが、読んでみると十分に説得力のある内容だと思いました。丁寧に読めば数時間はかかりそうな内容ですが、借りた本の良さというか(欠点にもなるかもしれませんが)1時間くらいで読了しました。

 結論はなかなかおそろしいのですが、経済状態が健康を、ひいては寿命を決めるということがたくさんの証拠とともに示されています。

 寿命は主に食習慣と運動習慣によって左右されるということは多くの人が肯定することだと思いますが、食習慣と運動習慣はその人の収入に依存して決まってしまうことが多いということです。収入の多い人は自由時間もとれますし、その時間で食事も自由なチョイスがありえます。ところがお金も時間もない人は安くて簡単にすむ炭水化物と脂質が多く含まれる簡単な外食ですませてしまうことが多いということはよくわかります。そういう食生活をしていると糖尿病と動脈硬化で寿命を短くしてしまうことになります。それでも大人の場合は努力や工夫で乗り越えることも不可能ではないのかもしれませんが、貧困家庭の子どもは自分で生活習慣を選ぶことができない可能性が高いということになり、貧困と短命が再生産されるという恐ろしさを再認識させられました。さらに今の日本ではその「貧困」が国民の多数に及んでいるという現実もあります。

 国民の収入が減っているという現実は国民の寿命が縮んでいるということにもつながります。

c0025115_23031251.jpg

 日本では平成6年をピークに平均世帯が低下を続けています。これが国民の健康・寿命に直結していると考えるとかなり恐ろしいことだと感じられます。

 こういう統計的数値は必ずしも個々人の感覚と一致しないことがありますが、多数のことを考えると間違いなく当たってくるもので、そうした状況を解決するためにこそ「政治」というものがあるのだと思います。だからこそ「最大多数」の幸福を統計的に解決することができる「民主主義」が多くの国で採用されるようになってきているのだと思いますが、その民主主義が最大多数の意思を反映しなくなると、こうした統計的問題を解決する手段として有効に働かなくなってくるという欠点が露呈してきます。

 最大多数の最大幸福を実現するためには最大多数の意思が反映されるべく投票率が高くならなければなりません。

 健康や寿命の格差を少しでも少なくするためにも選挙の投票率を上げなければならないと思わせられた本でもありました。









by STOCHINAI | 2018-12-25 23:30 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai