2019年 03月 10日
ヤマボウシの枝に怪しげなマユ
昨日に続いて玄関フードやガレージから冬眠中の鉢を引っ張り出しています。ガレージで眠っていたヤマボウシです。
葉は一枚残らず落ちていたのですが、左下の枝に一枚残っているようなので、手で落とそうと引っ張ってみましたが落ちません。しかも葉っぱといっても円柱形で中も空ではないようなのです。
接近してみるとこんなふう。
どうやら何かのマユのようです。結構大きいので物差しをあててみました。
全長で7センチ近くあります。巨大なガのマユでしょうか?
よく見ると葉にくるまれたマユという言い方は正確ではなかったようで、外から見える葉と思ったいた部分もびっしりと糸で囲われていました。
マユの上からのぞきこんでみると、中はふかふかの羽根布団のようなマユでした。
最初の疑問で、この葉だけがなぜ落ちないのかと思い、再度引っ張ってみましたが、葉だけではなくその根本の小枝も非常に丈夫で小枝も木からはなれないのです。
拡大してみて謎は解けました。
マユのついている小枝は真上に延びているもので、この枝だけが白く見えるのは枝の表面がびっしりと糸で覆われているからです。
その小枝のついている主枝のところも白っぽく見えます。拡大してみるとなんとこのあたりまで糸で補強されているのでした。
これではちょっとやそっと引っ張ったくらいでは葉も小枝も落ちないわけです。
非常に綿密に設計されたこのマユにはいっている生き物はいったいなんなのでしょう。ぱっと見ではシンジュサンのようにも見えますが、そもそもシンジュサンはヤマボウシを食べるのでしょうか。そして我が家にはシンジュ(ニワウルシ)はありません。
いくらなんでもせっかく冬を越したところで解剖するのはかわいそうなのでこのままにしておきますが、どなたか情報をいただけるとありがたいです。
by STOCHINAI
| 2019-03-10 22:03
| 季節
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