5号館を出て

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夕涼みの北上川ベリ

盛岡に来てベアレンビールを飲まずにはいられないのですが、駅地下の直売店はなくなっているはずだしといろいろと考えていたのですが、例の店はなくなっていたのですが内装もほとんど変わらないままのビアパブになっており、なんとベアレンもあつかっていることがわかりあまりのうれしさに午前中からシュバルツを一杯いただいてから桑田の総会に向かいました。

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午前中の一杯でしたし、そのあと軽くお蕎麦を食べて、会場に着く前の暑さで大汗をかいたせいでアルコールの気配もどこかへ吹き飛んでしまいました。

会場は毎回同じ古い岩手県公会堂です。

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こんな古さで、ドアも開けっぱなしだったのですが、中はしっかりと涼しく冷房されているのはさすがに本州の建物だと感心しましたが、半袖で参加した私はすっかり冷えてしまいました。

会が終わってからもまだ夕食には早かったのでまたベアレンビール を求めて今度は材木町の直営店に行ってみることにしました。材木町は駅から歩いてもそれほど遠くないところなので、散歩がてら歩いていってみました。

材木町は宮澤賢治ロードでもあり、店もありますが道路にいろいろなものが飾られています。最初にあったのは文房具屋の前にあった金属彫刻の賢治と思われる像です。

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こちらは実物大の賢治。

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セロ弾きのゴーシュのセロでしょうか。

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絵と詩が描かれたタイルもありました。

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ところが残念なことに狙いのベアレンビール 直営店は日曜休業でありました。

あてどもなく歩き続けると北上川にかかる次の橋のよこでカッパに出会いました。

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カッパはここから橋の下に降りて川沿いを散策してみるように勧めていました。店も閉まっていたので、カッパの言うとおり橋の下に降りてみましたら早速、夕日が傾いているステキな風景に出会えました。

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川沿いに咲いていた可憐な花も始めて見たものです。

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特徴的な十字形の雌しべだったので調べたらすぐにわかりました。ヒルザキツキミソウという名の花のようです。

街の中心部は「ヨサコイさんさ踊り」で大喧騒でしたが、ちょっと離れた材木町周辺は流れる水の音以外は聞こえず、まさにメルヘンのイーハトーボの世界でした。

札幌発祥の「よさこいソーラン」が日本中の若者に新しい文化を広めたことは認めますが日本中の若者が同じような踊りしか踊らなくなった害についても申し訳なさとともに感じてしまいます。

そんな中で、伝統の「さんさ踊り」を守り続けているグループも参加していたのを見てなんだかホッとしたようなうれしかったような気になりました。

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なんでも「一色」はいけませんよね。







by STOCHINAI | 2019-05-26 22:05 | その他 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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