2019年 07月 08日
不滅の月のうさぎ
昨年の春頃だったと思いますが100円ショップのダイソーでミニ鉢植えのツキトジというものを買いました。ツキトジは漢字で書くと月兎耳で月のウサギの耳のような草という名前です。
鉢増しをしたらどんどん大きくなってきているのですが、厚い葉は折れやすいのでこのままどんどん伸びていくと幹も折れてしまうのではないかと不安になるほど育ってしまいました。









先端はモフモフと毛が生えて葉の先は点々と赤く色づいてきれいです。

先端のほうだけでなく、中くらいの部分でも脇芽がどんどん伸びてきています。

ところが下の方の葉はだんだんと老化してきて、毛も抜けてきているだけでなく、根に近い方の葉はちょっとした力でボキボキ折れてしまっています。見た目もあまり美しくありませんし、なんとかしたいと思っていました。
折れた葉は多肉植物らしくたっぷりと水を含んで厚いので芽でも出すのではないかと期待して鉢の根本に放置しておいてあったのですが、予想通りというか予想をはるかに上回る生命力で折れた葉の切り口から新しい芽が出てきています。

この葉のかけらからは2本の植物体が育ってきています。
こちらは葉の先端部なのですが、ここからも芽が出てきています。

折れた葉の切り口はただ乾燥するだけでこちらからは新しい芽が出てくるということはなさそうです。

しかも最近気がついたのですが、本体の茎からは気根が出てきているようです。

これは植物体がなにかを訴えているものと感じたことと、断片になってもこれだけの生命力をもっていることを考え合わせると、切って挿し芽などをしてやるのがいいのではないかと結論して、本日作業を決行しました。
そしてこちらが作業後の姿です。

上に3つ並んだ鉢の右端がもともとの根本の部分です。全体の茎を3分割して根のない部分は挿し木としました。中央の鉢が茎の中央部、左側が先端部で、どちらも根がありません。
手前にある3枚の葉は作業中に折り取られた葉で、ただ土の上に寝せてあるだけです。
今までの経験から、これらはすべて新しい植物体として復活する予定です。今までにも葉のかけらから最低でも3つの幼体が育ってきていますので、今日の作業がすべてうまくいくとかなりたくさんの新しい植物体が独立してくることになります。
この調子でいったらこの植物はいくらでも増やせそうな気がしてきました。
これでは売る方は商売になりませんね。100円ショップに並んでいたわけもよくわかりました(笑)。
by STOCHINAI
| 2019-07-08 22:14
| 趣味
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