2019年 09月 09日
台風は東の海上へ
残念なことに今朝はツユクサは咲きませんでした。もはやツユクサの開花の時期は終わったのか、それとも今までの開花の規則性は単なる「気まぐれ」だったのかはわかりませんが、彼らの生き方のルールが私ごときの数日の観察で明らかになると思うのが大きな思い上がりだったというべきでしょう。自然の前に敗北するのはちっともくやしいことはなく、また新たなチャレンジへの意欲がわいてくるというものです。
ツユクサが咲くのを中断あるいは停止した理由はまったくわかりませんが(というか明日はまた咲きそうな気もしていますが)、少なくとも秋が来て涼しくなったからということが理由ではありません。
というのは、今回の台風の影響もあるのか昨日今日と北海道(だけじゃなさそうですが)には真夏日が戻ってきているのでした。
札幌だけをみても、昨日と今日は真夏日になり、夜も熱帯夜とまではいきませんが20℃を切らない寝苦しい夜が続いています。
かつての札幌は8月になると涼しくなってきて、海に行く気もしなくなると言われていたものですが、今年は9月になっての連続真夏日ですから寒さのせいでツユクサが咲くのを止めたということはありえません。
今年だけ台風の影響でこんなに遅く酷暑がやってきたという可能性はあるのかもしれませんが、全地球的な気象変化の可能性もあります。いずれにせよ、あと何十年かたってみなければ結論は出ないことでしょう。
今回、太平洋から関東を直撃した台風15号もようやく東の海上に去っていったようです。これは午後9時の風の流れです。
台風が東日本の東海上にあることがはっきりとわかります。
今日の午後6時の天気図がこちらですが低気圧に挟まれている北海道がなぜか高温で明日も天気が良くなるとのことです。
こちらが明日の東区の天気予報です。
明日も最高気温が28℃とこの時期としては高いですが、それを過ぎるとだんだんと普通に戻っていくのではないかと思われます。
という異常気象のせいなのか、はたまた人間が獲りすぎたのがたたっているのか、ここ数年は秋の味覚のサンマの漁獲量が少ないだけでなく、とれた魚も小さくて油が乗っておらず超高価であるにもかかわらず美味しくありません(下の図は「くらしのこよみ」で配信されてきた旬のさかなです)。
サンマは庶民の味と言われるように秋になると大型で油の乗った個体が大量にとれて安く売られるはずのものだったのですが、ウナギと同じようにだんだんと「伝説の幻の魚」になりつつあるのかもしれません。
同じように伝説のサカナとなったニシンは最近、少しずつ北海道に戻ってきていますが50年・100年たつと旬のサカナなどもどんどん入れ替わってしまうのかもしれませんね。
諸行無常
by STOCHINAI
| 2019-09-09 22:56
| 季節
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