5号館を出て

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永訣の朝

 2002年の1月31日に下校途中の娘がカラオケボックスの前に置かれたダンボールの中に「かわいがってください」というメモと一緒に捨てられていた若いネコを見つけて家に連れ帰って来てから約18年になる今朝、我々の家族として暮らしていた「武蔵丸」が世を去りました。

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 18歳以上にはなっていただろうと思われますので、ネコとしては十分に天寿を全うしたと思われる年ですので、そのことに大きな悔いはありません。

 先週の木曜日に急に後ろ足の自由が効かなくなり、食事も受け付けなく、水だけを飲んで4日間、家族にほとんど介護の労苦を味わわせることなく、今朝静かに逝ってしまいました。

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 今回は年齢のこともあり、特に獣医さんに相談することもなく静かに最期を見送ることにしてありましたので、1-2週間の介護は覚悟しながら家族で見ることしていましたが、我々に大きな苦労をかけることなく、今朝息を引き取りました。静かな最期だったと思います。

 今日は今までにこのブログに登場した武蔵丸の写真を何枚か再掲して、彼の18年の生涯を振り返りたいと思います。

 一番気に入っている一枚がこれです。

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 ヒマラヤン系長毛種の雑種だったと思うのですが、ともかく長い毛には本人(本猫)も我々家族も苦労させられましたが、長毛の肌触りの良さも十分に楽しませてもらいました。

 寝子ですから寝ていることが多いのですが、寝姿をみているだけでも癒やされたものです。

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 若い頃の勇姿はこれがいいでしょうか。

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 一緒に暮らしていたちょっと年下の黒いサクラとはつかず離れずの生活をしていましたが、日だまりは共有していることが多かったようです。

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 基本的には外に出すことなく飼っていたのですが、時々は出たそうにじっと外をながめていたものです。

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 これは武蔵丸を拾ってきた娘が飼ってきたライオンのぬいぐるみとにらめっこをしているところです。たてがみでは負けていません(笑)。

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 時たま、2階のベランダには出したこともあるのですが、ここからガレージの屋根に飛び移って大騒ぎになったこともあり、こんな機会はめったにありませんでした。

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 やっぱりネコには日だまりが似合います。

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 ここはお気に入りの日向ぼっこの場所でした。

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 レコードプレーヤーやパソコンの上にもよく寝ていたものです。

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 雑種ではありましたが、なかなかハンサムなネコで、拾われてきた時から、今朝までずっと「子猫」のままだったような気がします。

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 天国にいる先輩猫たちと仲良く暮らしてくれることを願っています(合掌)。










by STOCHINAI | 2020-01-13 23:58 | その他 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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