2020年 04月 07日
緊急事態宣言の日、福岡が北海道を抜いた
ここに4羽のスズメがいるのがわかりますか?
左上から右下へほぼ一直線に並んでいます。
今日もすずめ食堂は大賑わいです。
さて、いよいよ明日の午前0時に開始される緊急事態宣言が布告されたようです。
今日はもうわかりきっていることしか言わないはずの首相や都知事の会見はすべてスルーしました。それを聞かなくても、なにも損した感じにならないのは日本の不幸ですね(笑)。
気になっていた緊急事態宣言の対象区域が、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県だということは昨日からわかっていたのですが、昨日の時点では福岡は北海道よりも感染者数が少ないことが気になっていたところ、今日の夜までには見事に(?)逆転して北海道を追い抜いてしまいました。
これでなぜ福岡が対象区域になって、北海道が外れたのかがなんとなくわかったような気になったのですが、北海道の前には8都府県があるはずなのに報道では7都府県となっています。おやおやと思って見直してみると、なんと5位の愛知県が対象区域から外れています。どうしてでしょう?
対象区域の決定は累計の感染者数だけではなく、最近の増加率を見ているのではないかと思います。
これが東京都の感染者数の推移です(ソースはこちら)。
感染者数がダントツであるばかりではなく、最近の増加曲線が急傾斜で上がっているのが危機的です。一方、北海道は一時は全国一でしたが、最近の増加曲線はなだらかになっています。
今日になって北海道を抜いた福岡県はどうでしょう。
ずっと低いままで推移していたものが、ここへきて急に増加しているところが不安です。
愛知県はどうでしょう。
数日前にちょっと急増していて不安は残りますが、全体として長期的になだらかな増加にとどまっているので対象区域から外れたのではないかと思います。
だとすると、対象区域にはなっていませんが、京都がちょっと心配です。
まだ感染者数はそれほど多くなってはいないのですが、3月末から4月に入って急増しています。対象区域の大阪、兵庫に近いこともあってここは対象区域並みに警戒を強めたほうがよさそうに思われます。
と、細かく見ていくとやはり日本のほとんどの区域が緊急事態にあるという気もしますので、対象区域に入っていないからといって安心しては危険だと思いました。
こちらが今夜までの国内全体の感染者数の推移です。
昨日、新しい感染者の増加がちょっと少なかったのはたまたま月曜日だったからだったということがわかります。日本全体としては急増中なので、宣言はあと1週間前に出しているべきだったと感じます。
さらにあと2週間前に強い対応がとられていれば、現在の危機はなかったのかもしれません。まあ、そこまで望むのは酷というものでしょうが、後になってみるとよくわかるのがまた怖いですね。
とりあえず、ここで増加の曲線を抑え込むことができるかどうかで日本の未来が変わることは間違いなさそうなので、我々は「協力する」とかしないとかではなくひとりひとりの行動が日本全体の未来を決めるのだと思って行動するしかなさそうです。
【独り言】それにしても、今週から始まるはずの非常勤の講義が延期になったという連絡がこないのが心配です。大学のホームページで確認して、全学で2週間開講が延期されているというのは知っているのですが、私の担当する講義は平行移動しているだけなのか、私はどのように行動すればよいのかについての指示が来ないというのも不安なものです。開講が中止になって解雇という可能性もないわけではなさそうですし・・・・(笑)。
by STOCHINAI
| 2020-04-07 22:30
| 医療・健康
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