2020年 07月 09日
エアプランツの種子が熟した!?
生き物を長いこと育てていると、こちらが予想もしていなかったことに遭遇して驚かされることがあり、それがまた生き物を育てることの醍醐味でもあるのですが、今朝は何十年に一度というようなものに出会ったのかもしれません。









窓のカーテンを開けて何気なしに植物の鉢を並べてある棚を見下ろしたら、ふわふわの綿毛がありました。

植物の種子を飛ばす綿毛のようにも見えて、外からケサランパサランのようなものが入ってきて、ここで弾けたのかなと思いながら接近してよ~く見てみました。
綿毛の根もとには、小さいですがタンポポの種のように茶色になった部分もあり、これはおそらく何かの綿毛つきの種なのだろうと思いました。でも、窓には網戸が入っていて、これだけ大きなものが外から入ってくるということはなかなか考えにくいのです。
というわけでとりあえず周りをよ~く見渡してみると、綿毛の塊の向こうに怪しげな植物があります。

向こうに見えるのは昔々ダイソーで買ってきたエアプランツのチランジア・カプトメデューサ(だと思う)です。
今までに2回花を咲かせ、2回目は私が「人工受粉」をした記憶があるのですが、ただ枯れただけでまさか種ができるとは思ってもいませんでしたが、枯れた花柄は何年もほったらしにしてありました。
まさかそんな何年も枯れていたところから種が弾けて出てきたとは思いもよりません。
でも、ググッと寄って見てみました。

すると、どうも花柄の先にもこの綿毛がついていて、ひょっとするとここから出てきたのではないかとも思えました。
反対側に回って見てみます。

花柄の先が3つに割れているようにも見えます。そのあたりに綿毛がついているのも怪しいです。
この角度から見てみると、この割れた花柄から種が飛び出したとしても不自然ではありません。

これはひょっとすると「幻の種」を目撃することになったのかもしれないと、ちょっとだけ興奮しています。
この株の反対側にもう一つの枯れた花柄があります。

こちらは何ごともなかったように枯れた花がぶら下がっているだけです。
もう一度上の花柄を見てみると、枯れた花の根元(子房?)が長く伸びているのがこちらと違います。
というわけで、ついにチランジア・カプトメデューサの種を目撃することになったような気がします。
今度はこれを発芽させることにチャレンジすることになるのかもしれませんが、またこの先何年もかかるのかもしれません。
植物とのつきあいは時間旅行でもあります(笑)。
さてこちらは、すぐ近くで花を咲かせようとしているホヤの2つの花芽です。
こちらが先行する花芽。

こちらが先に発見したのですが、少し遅れ気味の花芽です。

どちらも近いうちに咲きそうです。
それはそうと、もう毎日写真を撮らなくなったアジサイですが、花球が異常に大きく育ちすぎて枝が折れそうで心配しています。

完全に鉢よりも大きくなってしまって、風が吹くたびに心配になる毎日です。
by STOCHINAI
| 2020-07-09 22:51
| 趣味
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