5号館を出て

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風の一日

 朝から強い風の一日となりました。午前中は日も差していましたが、基本的には曇りがちで、おかげで最高気温が28℃になった割には暑さをそれほど感じずにすみました。

 朝から結構な風だったので窓を開けることができませんでしたが、それでも無理に撮った写真です。

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 風を写真に撮るというのは難しいと思ったのですが、基本的には左側のノウゼンカズラに重なるように伸びているヒマワリが、ヒモで支えているのですがぐっと右側の通路のところまで傾いてきていることで風の強さを感じてもらうことができるかもしれません。

 結局、一日中風が強くて最悪の場合にはヒマワリが倒れるかもしれないと覚悟していたのですが、傾きは大きくなったような気はしますが、少なくとも夜まではなんとかもっているようです。これに雨が重なったら間違いなく倒れるでしょうね。

 風のせいだけではなく、今日はオンライン課題の採点をしていたこともあり写真は例のカプトメデューサだけです。

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 これでおしまいというのも寂しいので、最近配信されてきたScientific AmericanとNational Geographicのご紹介をします。

 こちらがScientific Americanの表紙です。

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 なんと創刊175年になったそうです。

 北海道大学は今年で創基144年位ですから、その30年も前からアメリカでは民間人のためのこんな科学雑誌が発行されていたのです。

 私が大学生の頃読んだScientific Americanの内容は間違いなく大学レベル以上で、アメリカではこんなすごい雑誌が一般家庭の今に転がっているという話を聞き、とんでもない科学先進国だということを疑っていませんでした。もちろん月への着陸もリアルタイムのテレビ中継で見ました。

 ところが、その後いろいろと知るにつけ、アメリカ人の6割は進化論を信じていないとか、アメリカ映画のほとんどは「非科学的な」オカルトものが多いなどということ、さらには今の大統領の非科学的な言動を見るにつけてもあの頃のアメリカ幻想はもろくもくずれています。

 もちろん、アメリカに世界各国から優秀な人材が集まり世界の科学を牽引していることは間違いないのですが、アメリカ人全員が先進的科学リテラシーを持っているということではないということは理解できたように思います。

 これからはどうなるかわかりませんが、結局はアメリカという国のレベルというよりは、アメリカという国の自由さが高い科学レベルを支えてきたのだということがなんとなくわかってきたような気がします。

 続いてNational Geographicです。

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 表紙はロボットです。

 中にもすごい機能をもったロボットの手が出てきます。

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 もう人の手と同じかそれ以上の機能が実現できているようですが、手が一本でも本体はまだこのくらい大きくしなければならないようです(笑)。

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 それでも人型ロボット、あるいは機能型ロボットはどんどん現実社会のあちこちに出てきています。

 もう少しすると、動く観音様もできるらしいです(笑)。

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 まあ、こんな話よりもNational Geographicらしいのはやはりこんな図解ですよね。

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 今や小学生でも知っているデンキウナギの解剖から生態ですが、こういうのを見るとNational Geographicらしくてホッとします。

 こういう「科学芸術」こそがナショジオの真骨頂ですね。内容よりはこういうのを見続けたくて、購読を継続したいと思っています。

 その反面、Scientific Americanはもういつ止めてもいいかな、というところです(笑)。








by STOCHINAI | 2020-08-25 22:08 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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