台風じゃない強風に油断

　曇って始まった9月の朝です。涼しくて秋らしいいい朝だと思いました。

　スズメたちも元気に餌を食べに集まっていました。

　朝は曇っていたのですが昼ころからは太陽も出てきました。

　太陽にヒマワリはよく似合いますが、最初に咲き始めたヒマワリはもうしぼみはじめているようです。

　よく見ると筒状花が中央部まですべて開き終わっているようです。こうなると外側の装飾花の花びらもいらないということなのでしょう。

　中央部まで開花が進んでいないものは花びらもしっかりしています。

　ハチも訪れて花粉を集めているのでしょうか。

　あまりに小さくてヒマワリとは思えない花もまだしっかりと開いています。

　こんなに小さくても中央部にまだ開いていないつぼみがあることが確認できます。やはりすべての筒状花が開くまでは外側の装飾花はしおれないのですね。

　と、昼ころには楽しませてもらったヒマワリですが、太陽が出るとともにだんだんと風が強くなってきました。

　台風は沖縄から九州、朝鮮半島のあたりにいるはずなので、こちらへは影響はないと甘く見ていたこともあって、風はそれほど強くならないだろうと思っていたのですが、昼過ぎには風速17.8メートルという台風並みの風も吹いていたようです。

　午後5時ころに外を見てびっくりしました。ヒマワリがバタバタと折れてしまっています。

　確かに2メートル以上も伸びて、頭に大きな花を咲かせているところに20メートル近い風が吹いてはひとたまりもなかったと思います。私も油断して補強することを忘れていました。

　まだ立派に咲いている花が無残にも地面に倒れてしまいました。

　かわいそうなので、生け花にしてあげました。

　なんとかしばらくは生き延びてくれることでしょう。

　そのとなりでしおれていた花も折れました。そちらも活けておきました。

　こちらはもう種になるだけなのですが、すでに太っている種もあるのでなんとかなるかもしれません。

　札幌の風を甘く見ると痛い目をみます。