5号館を出て

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パピルスも室内へ

 今日の最低気温は9.5℃とちょっと暖かめ、最高気温は16.7℃とちょっと低めでした。こういう気温の推移をするということは天気が悪いということで、時々日がさしますが、すぐに曇ってパラパラとにわか雨があったりして、まったく不安定きわまりない一日でした。

 それでもできるうちに少しずつでもということで次々と鉢が入室しています。

 パピルスは育ちすぎたものは外に放置することにして、新しい小さな苗を水苔にくるんでコップにさして数本だけ入室となりました。

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 苗の先にはすでに新しい放射状の構造もできています。この放射状の構造はそれ自体から根と新しい茎を出す性質があり、殖やす時にはこの先端の放射状の構造を切り取って水に沈めておくだけで新しい植物体が出てきます。

 この株もそうして殖やしたもので、根元の部分がこちらです。

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 根の部分もどんどん株分かれして茎が増えてきますので、このくらいの茎があればあっという間に大きな株になってしまいます。

 今日はこの他、ゼニノナルキ(カゲツ)やハナキリン、インドゴムノキも入室しました。

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 これはホヤの葉です。ホヤは一年中部屋の中ですが、さすがに伸びすぎたのでツルを一本だけ半分以上切り詰めて水にさしておきました。デコボコの茎はおそらく気根を出そうとしている感じなので、ここを水に沈めておいたら根が出ることを期待しています。

 こちらは昨日、入室したフクシアです。

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 半分以上の枝を切り詰めての入室ですが、かわいそうなので花をいくつか残しておきました。なんとか元気そうに見えます。

 さて、植木鉢というものは底に穴があいているものですが、ミズゴケを使った場合などはコップやビンなど底の抜けていないものを使います。先日から何度かご紹介したboredpandaの記事で気になっていながらご紹介できなかったものがひとつ残っていたのでここで放出させていただきます。

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 マグとカップの違いを説明しているものです。マグは日本ではマグカップと呼ばれることも多くカップの大型版みたいな感じで理解していましたが、この説明によるとマグはコーヒーやココアを飲むために使われるもので厚手であるものということで、カップは紅茶に使うもので小さく薄手のものを指すようです。写真でもわかりますが、マグには皿はありませんがティー・カップには皿がついているのが普通ですね。

 そしてもう11月号が届いてしまいした。National Geographicです。

 今月はなんとも暗い新型コロナ特集です。

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 パンデミックが人類の生活をいかに変えるのかを考察しています。

 日本ではここへきて急速に「普通の生活」を取り戻そうといろいろな制限を解除してきていますが、ほんとうに大丈夫なのでしょうか。こういうとき「正しい科学者」というものは懐疑的なことをいうことが多いので政府としては科学者の存在そのものが煩わしく思われるのもわからないではないですが、科学者というものはいつでも「わらかないものはわからない」と言うもので、逆に言うとそれだからこそいろいろな危険に対して歯止めになりうることも多いのだと思います。そのうるさい存在はありがたく思うべきもので、非科学的な妄想による暴走にストップをかけてくれる安全装置だということを認識すべきだと思います。安全装置の存在を嫌がって無謀な闘いに突進して大きな傷を負った先の大戦のことを忘れてはいけないと思います。負けることがはっきりしている戦争をやるのは非科学的な態度ですが、予想することのできない危険性を無視してウイルスの危険性を過小評価するのも非科学的な態度です。科学も間違えることはありますが、最大限の危険性を予想してそれを回避することはそれほど難しくなく、逆に危険性が最小限でとどまるかもしれないという可能性に期待するのは科学の姿を借りた非科学的な態度だと言わざるを得ません。科学的に考えることで戦争や災害を回避することでつくられた学術会議を「年に10億円はもったいない」などという理由にもならない口実で失ってしまうと間違いなく日本は滅びると思います。どこへ消えたかわからない国民全員に配られたマスクに90億円も使われたのと同じ費用で学術会議の全体が9年もの間維持されると考えると非常にお得な買い物ではないでしょうか。










by STOCHINAI | 2020-10-19 21:49 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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