2020年 10月 29日
「はじめてのアメリカ音楽史」はためになりました
今朝の最低気温は8℃。このくらいだとなんとなく暖かく感じますが、ずっと外にいる動植物にとっては日の長さも短くなりますし、昼間の気温も15℃を切ってくる日が多いので(今日は16.7℃とこちらもまあまあ暖かでしたが)やはり、寒さに弱いものは元気がなくなってきます。
さすがにメダカはかわいそうになったので、今日入室させました。
去年以前からいる大きな個体と、今年生まれた小さな個体がそれぞれ20匹くらいだと思います。去年以前からいる個体もおそらくそのほとんどはここで生まれたものだと思いますが、来年また暖かくなるまで元気で冬を越してほしいと思います。今年生まれた小さな個体も来年までには大きくなってまた次の世代を生み続けてほしいものです。
ちょっと前にKindleの日替わりセールで安くなっていたので買って、ちょっとずつ読んでいたこれを読了しました。
アメリカ合衆国そのものの歴史も短いので、そこで生まれ育ったアメリカン・ミュージックの歴史も同じように短く、それにも関わらず爆発的な速度で進化をとげ、現代の音楽として世界を席巻しました。そのうち我々が深く接することになった第二次世界大戦から1970-80年代にさらも爆発的な進化をとげたので、我々の人格形成にも大きな影響を与えたことについて今更ながら感銘を受けながら読みました。
1950年代以前については「歴史」に過ぎないのですが、物心ついた頃から接していた音楽がその前の音楽の歴史の結果生まれたものだということが手にとるようにわかりました。
その後半の歴史年表がこちらです。
ジャズ、ブルーズ、ゴスペル、マウンテン・ミュージック、フォークなどというジャンルは私が高校生の頃には知っていたものですが、そのルーツが1920年代からあって、それはアメリカの建国とともにヨーロッパとアフリカから持ち込まれた音楽が混交されてできたものであることがよく分かるように解説されています。
これは「アメリカン・ミュージックの歴史」なので、ヨーロッパのポピュラー音楽としてはビートルズ以外はほとんど登場してこないのですが、現代のポピュラー音楽がいかにアメリカを中心に発展したきたかという証拠でもあると感じました。
そのビートルズが登場してきたのもアメリカのポピュラー音楽がその担い手が次々に死んでいくことによって、すき間ができたからというものすごい現実もそれをリアルタイムで見ていた我々にとっては非常に説得力のある説明だと思いました。
この「アメリカ音楽」の歴史が世界の「ポピュラー音楽」の歴史のすべてかというとそうでもなく、私の記憶にあるだけでもイタリアのカンツォーネが世界に広まったこともあれば、フランスやイギリスの歌手がアメリカのビルボード誌を脅かしたこともあったはずです。
そういう意味で、この後にアメリカ音楽史だけではない、世界のポピュラー音楽史が出てきたらぜひともそちらもチェックしたいと思いました。
それにしても、現代のポピュラー音楽はおそらく1950年から1970年くらいの恐ろしく短い時間に爆発的に世界を駆け抜けたことは間違いなさそうなので、そこを詳しく解析することは現代の文化を解明する上においても重要なのではないかと強く感じました。
第二次世界大戦後の世界は、すごい時代だったのだと思います。
いろいろなことを考えさせられるとても良い本でした。
さて、今日の冬支度としては、メダカを入室させるとともにゼラニウムも2鉢入室させました。
そうこうしているうちに午後になって西日が差し始めたかと思ったら、西の太陽が厚い雲に覆われて隠れてしまいました。
雨雲レーダーを見てみると、この雲はどうやら積丹半島から石狩湾にかかっているもののようです。
この雲がこちらにやってくると雨になりそうですが、気温がそれほど低くないので今日は雪にはならないでしょう。
気象予報士さんの予想によれば、今夜は峠などでは降る可能性がありますが、北海道の平地では雪は降らなさそうで、札幌での初雪のもっとの可能性のありそうな日は11月4日だということです。
それにしても来週ですから、そろそろ冬じまいも完了させなくてはならなさそうですね(笑)。
by STOCHINAI
| 2020-10-29 22:14
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