5号館を出て

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一転、暖かな秋の一日

 この時期は、雪がちらついたと思ったら、急に暖かい日になったりと、不安定な天候が特徴になります。

 初雪が降った昨日の寒さから一転、最高気温で比べると昨日の6.4℃から11.3℃と倍近く暖かくなりました。最低気温は日付が変わったばかりでまだ昨日の寒さが残っている頃に記録された3.9℃でしたが、明け方には5℃から6℃とこの時期にしてはまあ「暖かな」朝になりました。

 太陽が登って来る頃の東の空です。

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 光芒がきれいに見えているようなので、太陽に寄って撮ってみました。

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 暖かく天気が良いので、本当ならば庭の最後の冬支度と行きたいところだったのですが、外に遊びに出てしまいました(笑)。

 というわけで、日中の写真も撮れず、午後に戻ってきた時には被写体となりそうなものはハラリと落ちて西日に当たったウンベラータの枯葉だけでした。

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 今年は春に伸びすぎたウンベラータの上部三分の一ほどを切り落としたのですが、この時期までにまたグングンと伸びてきたのでもう一度切り落としました。

 この葉はそのこととは関係なく最も根もとに近い葉が自然に枯れ落ちてきたものです。

 ゴムの木の仲間のウンベラータはハサミで切ると切り口から白いゴムの液体が出てくるので、葉が枯れてきても自然に落ちるまで放置しておくのですが、この葉は今日になって自然に落ちてきました。このような場合には葉は離層によって本体から切り離されるので、切り口から液体が出てくることもありません。

 最後に同じ葉を裏がえして肋骨のような葉脈を撮ってみたものを掲載しておきます。

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 誰に見せるというわけでもなく、生物はただ生きるために合理的な形態を作っているだけなのでしょうが、それが我々が見て「美しい」と思える形になっていることを、見るたびに「不思議」だと感じます。

 我々が「美」を判断する基準に「生物学的合理性」が隠されているのかもしれません。







by STOCHINAI | 2020-11-05 21:41 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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