2020年 11月 11日
ちょっとだけぬるむ11月11日
11月11日は中国では「独身の日」とかいう大セールの日だったり、日本では「ポッキーの日」とか「チンアナゴの日」とかいろいろ記念日になりやすい日のようですが、札幌は昨日に続いて雪景色で明けました。
昨日よりは少し雪が少ないようだったので、本日最初の写真はコーヒーの実にしました。たくさん赤いコーヒーチェリーになってきています。
ちょっと似ていますけれども、日本的なフユサンゴ(ヒメダイダイ)もオレンジ色に色づいています。
フユサンゴは外から入室してきたものですが、コーヒーは一年中室内栽培です。
雪が積もるとエサが不足するのか、スズメがたくさんやってきます。
この写真の中には少なくとも13羽は見えますが、元気に餌を食べにきてくれるとこちらも元気がもらえます。
今日は昨日に比べると日照は少なかったようですが雪解けは進みました。
季節の進行は遅い早いはあっても毎年のことですが、今年は新型コロナの蔓延というとんでもない付録があり、ここへきて北海道をはじめとしてとんでもない感染者の増加が起こっています。
今年の雪まつりに北海道に持ち込まれた新型コロナウイルスは全国に広がることになりましたが、最初の波は日本全国に非常事態宣言でなんとか抑え込まれはしたものの、その時に生じた経済的ダメージを考えると日本政府はもう二度と非常事態宣言によるコロナの封じ込めはやりたくないというトラウマになっているようです。
それで、そのあとはもう「なにもしない」ということが日本政府の方針になってしまったようで、この夏には全国的な第二波の蔓延がありました。
7月末から8月にかけて全国で起こった大規模感染爆発の時には北海道はほとんど見逃してもらえた感じでしたが、ここへきて北海道を中心に感染が爆発しているような気配もあります。
それは今まで北海道が非常に少ない感染者の発生で抑えられていたからで、実は東京も大阪も夏の感染爆発のあと、今になってまた感染が増えてきています。
こちらは東京。
そして、こちらが大阪。
東京はだらだらとずっと多いママなのであまり目立ちませんが、一旦下がった大阪やずっと低かった北海道がここへきてかなり目立って感染者が増えてきています。
絶対数のグラフだけだと各地の比較がしにくいのですが、各地を比較する時に人口10万人あたりの新規感染者数を比べるとはっきりしてきます。
まずは全国です。
10月に入ってからじわじわと増えてきて、11月になってから急速に多くなってきていることがわかります。
実は東京はずっと高止まりしてきていたのですが、やはり11月になってさらに高くなってきています。
そして北海道です。
10月末ころから「対数的」に増えているところが大問題です。
参考までに北海道よりも先に、10月の始めから増えてきて危機的状況と言われていたのですが、11月にはいって少し落ち着いてきているようです。
というわけで、実は日本全国でこの夏から秋へと全然コロナを制圧できてきたわけではないところへ、「移動解禁」だけではなく「移動推奨」や「外食推奨」のGotoなんちゃらが始まってきて、因果関係が直接的に証明されているわけではないとはいえ、歩調を合わせて新型コロナの感染者が爆発的に増えてきているというのは間違いのないところです。
ヨーロッパでは各国で一度緩めた外出制限をまた始めた国が多くなってきているのをみると我が国だけがのんきに「日本は特別」とたかをくくって放置していても大丈夫という根拠などまったくないと思われますので、ここは初心に帰って「コロナの怖さをかみしめる」ところから始めないととんでもない結果を招くことを恐れます。
相手が人間ならばはったりで脅したりすることでなんとかなることもアリうるでしょうが、相手はウイルスですから話は通じないということを前提に対応していかなければなりません。
思想や嗜好を越えて団結して対応していくことが求められていると思います。
by STOCHINAI
| 2020-11-11 22:37
| 季節
|
Comments(0)