2020年 11月 16日
ステージ3にしても効果なくステージ4に
暗い朝が明けて、夜が明けないのではないかと思ったほどでした。あまりの暗さに普段の朝なら見えないはずのこちらから見ると太陽側にある高圧線の高架塔の上にあるランプがはっきりと見えて、今朝の暗さを再認識しました。
雪まつりの頃、北海道から新型コロナ感染が全国に拡がっていったと記憶しています。
夏に大きな「第二波」があったのですが、実はこの時には北海道ではあまり感染者が増えずになんとか持ちこたえています。ところがここへきて全国的には「第三波」の山がきているのに合わせて北海道ではとても大きな波がやってきています。
この波は全国的に見ても大きく、首都圏の大都市周辺に並んで深刻な感染者の増大になってきています。
この2つのグラフを並べて普通に考えたら、第二波が北海道を襲わなかったのに、第三波がこれほど大きくなってきているのは、ほぼ間違いなく首都圏からの旅行者が「GoToトラベル」で北海道へ大量にやってきているからだと考えることに違和感はないと思います。
結構、いろいろなことが主に札幌市に対してお願いされています。
道内全体にお願いされています。
ところがほとんど効果がなく、27日を待たずして明日17日にはステージ4にレベルが上がることになりました。
誰も言うことを聞いてくれなかったわけではないと思うのですが、今の道内には道民以外にもたくさんの方が毎日やってきていることがお願いを聞いてもらえない理由のひとつかもしれないということかもしれません。
ステージ3では市民や道民に行動を変えてもらうことをお願いしています。ステージ4でも基本的にはお願いなのですが、個人でできることを越えるような移動の制限もお願いされるいわゆるロックダウンもしなければならなくなるかもしれません。
さて、毎日発表される新規感染者やクラスターですが、日々生活する我々から見て地理的にどの位置関係にいらっしゃるのかとても気になるところですが、プライバシーを侵害しない限り、我々が自分の身を守るという意味でも知ることの意味はあると思います。
ネットではそれをある程度知ることができます。たとえば「北海道 新型コロナ クラスタ発生マップ」というものがあります。
札幌市の中心部のクラスタをマッピングしています。
拡大することもできます。
ススキノ周辺の地図ですが、意外と散発的であることがわかります。
スマホのアプリでもSmartNewsで似たようなマップを全国的に見られるサービスがあります。
まあ、これを見て「行ってはいけない」ところがわかるわけではないのですが、主要な道路や交通機関の乗降地点でクラスターが発生していることくらいはわかります。
つまり、移動のために交通機関を利用して、その乗り継ぎの合間にちょっと飲食をしようとすることなどがハイリスクな行動だということくらいは推測できます。
保健所や行政などはクラスター対策のためにもっと詳しい状況をもっているはずなので、実はそうした感染者の行動エピソードは公開していただくことが新規感染者を防ぐ情報にもなることを知っていただき、プライバシーの侵害に気をつけながらも最大限のところを我々にも情報提供していただけると、我々一人一人だけではなく市や道全体ひいては日本や世界の方々を守ることにもなるということを認識していただけると、力を合わせてウイルスと戦うということにも貢献してくれると思いますので、お願いばかりではなく是非とも情報の提供にも力を入れていただけるとありがたいところです。
by STOCHINAI
| 2020-11-16 23:13
| 札幌・北海道
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