2020年 11月 27日
トリの中でもっとも繁栄しているスズメ目
今朝は太陽が見えませんでした。
太陽は雲の向こうにあるらしいのですが、場所はよくわかりません。
しばらくすると斜め右上のほうへ登っていったようなのですが、それも雲の向こうのできごとなのでよくわかりませんでした。
光芒をみると上から下にさしていますので、右斜め上に太陽があるらしいことはわかります。朝の太陽を見ていると、その移動速度は驚くほど早いと感じられます。
こんな暗い朝でもスズメ食堂を開店するとたくさん集まってきます。
今朝は特にたくさん来ていて、正式のテーブル(エサ台)につけないスズメが地面に降りて、こぼれ落ちてくる餌をつついていました。
その数はかなりなものだったのですが、今の時期の地上だとスズメは保護色でとても見にくいものです。
このフレームには少なくとも10羽はいるのですが、わかりますでしょうか。
もうちょっと見やすいものを撮ってみようと思いましたが、こちらはどうでしょう。少なくとも7羽はいます(笑)。
数羽は見えたと思いますが、それでもダメという方のために、ぐぐっと寄ったこちらはどうでしょう。
この写真の中でも、手前に大写し担っているもの以外に少なくとも2羽は写っています。
というわけで、餌がなかなか見つからないのかスズメ食堂は大繁盛なのでした。
このスズメを含むスズメ目は現在の地球にいるトリの種類の半数を越えるくらい反映しているようです。
11月11日のNatureにトリの進化系統樹を描いた論文が出ていました。
今やトリの系統分類学もトリの持つすべての遺伝子配列を比較するという力づくの方法で行われるようで、ここでも363種類のトリの持つすべての遺伝子配列を解読してコンピューターに系統樹を描かせています。
いろんなトリが描かれているのでなんとなくはわかりやすいと思うのですが、この系統を示す円の下側の5分の3くらいのところの灰色の線がぐるりと引かれているのがおわかりのことと思いますが、この領域がなんとスズメ目を示しているというのです。いやはや、我が家の庭にもたくさん来ていますが、今や地球はスズメの惑星といってもいいくらいだということがわかります。
と、詳しいことはわからなくても最新のゲノム科学によるトリの進化・系統の話などはこの図を見るだけでなんとなく楽しめそうです。
最後はいつものコロナの話題になります。
今日も北海道を始め、全国のコロナの新規陽性者はほとんど減っていません。東京などは記録を更新しているようです。
北海道では、札幌へのGoToトラベルが一時停止されているので感染者が減ってくるかと思っていたら、なんと旭川で医療崩壊にいたるような状況になっています。今日のニュースでも、全国から札幌へ来る旅行者は減ってきているものの旭川へ来る方が減るどころかむしろ増えてきているという悲劇的なことになって、感染がどんどん増えてきているのかもしれません。
札幌に関しては入る方だけではなく出る方のGoToトラベルも一時停止になるようですが、これは北海道の他の地域も停止しないとなんの意味もなくなりそうです。
まったく子供のゲームのような「コロナ対策」はいい加減にしてほしいと思います。
by STOCHINAI
| 2020-11-27 22:14
| 生物学
|
Comments(0)