2020年 12月 02日
札幌は雪が少ないが寒い
今朝は我が家でのこの冬一番の寒さだったと思います。
最高気温は昨日よりは高かった(とは言っても、プラス1.9℃)のですが、最低気温は我が家での非公式測定ですが、上の写真を見る限りはマイナス4.7℃でした。ちなみに公式の札幌の最低気温は現時点でマイナス2.5℃ということになっていますが、それでも札幌のこの冬一番の寒さのはずです。もっとも全道でみると、今朝の十勝地方陸別での最低気温はマイナス15.2℃だったようなので、偉そうには言えません。
相変わらず朝日はどんどん寝坊になってきていて、私が起きた時にはまだかなり低いところにあるようです。
というわけで、今朝もきれいな朝焼けでした。
暦も変わりました。
「小雪」の末候で第六十候の「たちばなはじめてきばむ 橘始黄」です。橘はミカンの総称だったようですが、ミカンの実が色づく時期というのはミカンのない北海道には当てはまらない季節ですが、確かにミカンを食べる時期になってきたことは感じられます。
今や一年中食べているホウレンソウですが、昔は秋から冬の野菜だったような記憶があります。
漢字では「法蓮草」と書くのかと思っていましたが、「くらしのこよみ」によるとどうやら「菠薐草」だそうです。ホウレンが国の名前らしいことはおぼろげに聞いたことがあるような記憶がありましたが、それがペルシャであるということは再認識です。個人的にはおひたしをラー油とポン酢で食べるのがお気に入りです。
今朝はなんとなくビリー・ホリデイが聞きたくなって、アマゾンを探していたらひょっとしたら新しいかもしれないMP3の100曲アルバムを見つけて一日中聞いていました。
全100曲を聞くと5時間16分と書いてありましたが、先程聞き終わりました。
ビリー・ホリデイのことは大学生の頃に知りましたが、アメリカの黒人であり、女性であり、もちろん貧困でもあり、職業も最後は歌手にはなりましたが売春などをしていた時期もあり、暴力や薬物・アルコール中毒、逮捕、服役などおよそ我々の想像できるすべての「地獄」を見る人生を送ったのは、当時の黒人女性としてはそれほど珍しくなかった経歴なのかもしれません。それから70年以上たっても世界は黒人の女性の権利をそれほど認めるようになっていないのをみると、人間というものがいかに愚かで成長できないものかを示す証拠のように思われます。
それでも彼女の歌声が現代にもこうして届けられるのは福音です。記録を残しておきさえすれば、未来のどこかで誰かに語りかけることができるということがいかに素晴らしいことか、音質がいいの悪いのということは全く関係なく「伝えたいことが伝わる」ものです。
by STOCHINAI
| 2020-12-02 22:22
| 札幌・北海道
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