5号館を出て

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真冬日は続くものの野の花を眺めています

 昨日抜けるかと思われた真冬日から抜けなかったので、このまま来年になってからもしばらくは真冬日が続くものと思われます。寒さは元旦をピークになりそうで、1月1日は最低気温がマイナス14℃、最高気温でもマイナス8℃という予報が出ています。全国から比べるとそれほど雪は多くならないとは言われていますが、冬の天気予報は2日後でも当たらないことが多いのでどうなるかはわかりません。

 さて、冬至から8日もたつと明け方の様子がだいぶ変わってきます。

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 それまでは右側から登ってきていた太陽が、真正面のお宅の後ろから上がってくるようになりました。毎日見ていると、日の出の位置も随分早く移動していることがわかります。

 明日から天候がくずれて寒くなってくるという警報が出ていたので、今日は午前中からスーパーマーケットに買い出しに出かけ、正月明けまで生き延びていけそうな、いつもの1.5倍位いろいろと買い込んできました。

 あとは、こもっていれば年も明けるでしょう。

 今朝は予約していた電子図書館の本も配信されてきたので、楽しませてもらっています。

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 タイトルに「もっと」とついているので、この本は「美しき小さな雑草の花図鑑」の続編のようです。もとの本のことは知らなかったのですが、この本に接してもとの本もとても見たくなっています。

 栽培されている花と野生の花の大きな違いはその大きさであることは私も気がついていましたが、この本で普段はしっかりと眺めることの少ない野の花の美しさを再認識させてくれる本です。野の花は我々人間に見せようと思って花を咲かせていないので、気が付かないのは無理もないのですが、その花を見せようとしている相手(昆虫が多いのですが)の身になって見てみるとどの花も見事にこちらの目と心をひきつけるようにできていることがよく分かる図鑑です。

 普段は外来の雑草として嫌われることの多いセイタカアワダチソウもその花をじっくりと見ると驚くほど艶やかな花であることがわかります。

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 そもそも、ここまで近寄って見ることすらなかったことを後悔させられるようなすごい花です。

 日々、よく見ているはずのシソ科の花も改めて並べてみると思っていたとおりの美しさです。

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 我が家にもほとんどがあり、よく見ていたつもりですが、こうして並べられると同じシソ科といっても意外と多様な形をしていることがわかります。

 セリは食べることばかり考えていると、ついつい花は見逃しがちになります。

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 ムラサキツユクサはよく見ますし、生物学の実験で花の中の毛を使って原形質流動を観察するのでおなじみなのですが、拡大してみるといい花です。

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 偶然に今日我が家でも咲いていたビロードツユクサの花が同じツユクサだけによく似た構造をしていることがわかりますが、ビロードツユクサにはこの毛がありません。

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 雪が降る前には我が家でも実がなっていたノブドウの花は私も見たことがあり、こんな地味な花も珍しいといつも感心していました。

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 というわけで、地味な花は拡大してみるといつもとは違う魅力が見えてくることがよく分かる楽しい本でした。

 こちらが奥付けです。

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 気に入ったら図書館で借りるか、ご購入ください。








by STOCHINAI | 2020-12-29 21:50 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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