5号館を出て

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124年ぶりに2月2日が節分

 いままで「いらすとや」さんの絵は使わせてもらったことがなかったのですが、新作の制作を休止すると聞いて今までの功績に敬意を表して、トップに使わせてもらいます。

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 節分というのは立春の前の日だということは知っていたのですが、立春というのは2月4日で豆まきをする節分は2月3日だとなんとなく思っていました。記憶をたどってみると確かに「今年は節分が2月4日」ということがあったという記憶もあり、必ずしも決まっていないとは思っていたのですが、さすがに2月2日が節分で(つまり2月3日が立春)というのは記憶にありません。

 それもそのはずで、前回2月2日が節分だったのは1897年と124年前のことだったということなので、記憶になくて当然です。今地球上で生きている人で前回の2月2日の節分を経験している人はいないはずです。

 こちらは節分とはいつなのかを示す図です(朝日のサイトからお借りしました)。

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 これによると1985年から去年まではずっと2月3日が節分だったので、大多数の人は節分というものは2月の3日だと信じていることと思います。1984年という記憶に残っていても不思議がない最近に最後の2月4日の節分があり、その前の1983年までは節分は2月の3日だったり4日だったりしていたということなので、それで私の記憶のなかでも節分というものは2月の3日か4日で決まっていないという概念があったのだと思います。

 来年から3年間はまた2月3日が節分になりますが、次は意外と早く2025年の節分がまた2月2日になるとのことです。

 立春などの季節の暦は太陽の周りをまわる地球の公転の位置によって決まるのですが、地球が太陽を1周する時間は365日ぴったりではなく、6時間弱長いため毎年少しずつ地球の位置がずれていき、立春が2月4日になったり3日になったりするということになります。春分の日や秋分の日が毎年必ずしも同じではないのも同じ理由によります。と考えると今年の節分が今日だということも納得できますね。

 気温変化で見ても今日は「変な一日」でした。

 朝、窓を開けて見下ろした時のウッドデッキはまったく雪もなく、暖かさすら感じさせられました。

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 その後、雪が降り出したのですが、その雪もやがて出てきた太陽が当たったところはたちまちとけてしまいました。

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 今朝は夜が明ける前まではずっとプラスの気温だったのです。最高気温はなんと午前4時3分で、プラスの6.5℃でした。

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 ところが明るくなって雪が降り出したころからは気温がどんどん下がってマイナスになってきています。上の雪がとけている昼頃の時間にはマイナス2℃かマイナス3℃だったようですが、このくらいの寒さだと太陽が勝って雪がとけるのだと思っていました。

 その頃、2階の窓から見たガレージと物置の屋根に積もった雪が、まるで「天狗の顔」のように見えたので撮った写真がこちらです。

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 外は寒くても太陽が差し込んだ室内はぐんぐん気温が上がって、ビロードツユクサの花も気持ちよさそうでした。

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 なんと、この時期にメダカの卵も孵化していました。

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 動物も植物も外の気温とは関係なく春を感じているようです。

 夜になって気温はどんどん下がり、時間とともに最低気温が更新され続けているところです。

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 もう十分寒いですが、明日の朝は記録的な寒さになるかもしれないと天気予報に脅されています(笑)。









by STOCHINAI | 2021-02-02 21:49 | 季節 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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