2021年 04月 01日
押しも押されもせぬ正真正銘の春
起きたときから春でした。
東からの朝日に照らされてできた影もふくらみつつあるモクレンのツボミも、ほとんど雪はなくなったものの、まだ緑にはならない庭も、完璧な春を教えてくれています。
部屋の中に差し込んできた光が今朝はトキワシノブを照らしています。
そろそろ外に出してもいい頃にも思えますが、今日がようやく4月1日だと考えると、例年ならば慌てて外に出してはまだまだ危ない時期です。
それでも、一部のものはすでに玄関にまでは出ています。たくさんの花のツボミが伸びてきているスパティフィラムはもう1週間ほど前から玄関です。
そして、今日は枯れたかと心配していたフユサンゴ(北海道ではヒメダイダイ)を玄関まで移動しました。
実は、この木は冬に室内に入れてからそれほどたたないうちにいったん「枯れてしまった」ものです。フユサンゴは比較的水枯れに弱く、前にも一度すべての葉を落とすくらいまで枯らしてしまったことがあるのですが、復活した経歴があるので今回も枯れたまま春まで時々水を与えながら我慢してきました。
それがなんと、奇跡的なことにほんの一部ですけれども復活した枝があり、しっかりとたくさんの葉も出てきていました。
この枝だけでも生き延びてくれれば、木としてはなんとか生き延びてくれるのではないかと思い、玄関に移動させることにしました。
これが問題のフユサンゴの全体の様子です。
右側に緑の部分があるのがおわかりになると思います。なんとこの枝には花も咲いているのです。上の写真でもよく見るとわからないでもないですが、拡大してみます。
どうでしょう。見事に「枯れ木に花」が咲きました(笑)。
この枝だけが生き残ってくれればなんとかおもしろい形の「盆栽」に仕立てられるのではないかと思っていたのですが、今日明るい外へ持ち出してみて、すごいことに気がつきました。
木の根元のもっとも太い幹から新しい芽が出てきているのです。
根元から緑のものが出ているのはちょっと前から気がついていたのですが、どうせ実が落ちて散ったこぼれ種から出た芽だろうと(それならそれほど珍しくもないので)あまり気にもしていなかったのですが、どうやらそれも根元の茎から出てきていた新芽だということもわかりました。
これは、すごい復活劇です。
今年はこの木を復活させることが、目標の一つになって、ちょっと興奮しているところです。いやあ、植物の再生力は想像以上にすごいものがありますね。
こちらは毎日観察しているフクジュソウです。
葉の間からツボミが出てくるのかどうか怪しい感じですが、ふと近くを見やるとすでに満開の花が咲いていました。
フクジュソウ。春ですね。
というわけで、今日も最後の話題はDailyArtです。
なんと16世紀のペルシャ語の写本が登場してきました。中にあるお相撲さんみたいな顔は太陽と月が虹をはさんで描かれているようです。まったく知識のない世界の話なのでWikipediaで調べてみると「ザカリーヤー・イブン・ムハンマド・アルカズウィーニー(1203年 - 1283年)あるいはザカリーヤー・カズウィーニー(ペルシア語: زکریا قزوینی)という、ペルシア人の法学者、宇宙構造論学者、地理学者の博物誌『被造物の驚異と万物の珍奇』」というものの1ページだそうです。
ペルシャ語で書かれた文字は100%チンプンカンプンですが、そこはIT時代ですからGoogleに翻訳してもらうことにしました。
画像をそのまま翻訳することもできるみたいです。
おそらく翻訳には失敗しているようですが、ペルシャ文字を日本語に置き換えてくれただけでも感激してしまいました。
さらにテキスト翻訳というものを試すこともできます。
これでも、おそらく翻訳には失敗していると思いますが、私にとっては象形文字と同じレベルのペルシャ語を日本語に置き換えてくれるというだけでも未来が明るく思えてくる技術で、これからどんどんと洗練されてくることが期待できます。
数年前には中学生レベルだった英語の翻訳も最近は高校生レベルくらいになってきているGoogle翻訳ですから、未知の言語をAIが翻訳してくれる時代もすぐそこまできているような気がします。
あの奇書「ヴォイニッチ写本」が解読されるのもそう遠くない未来だと思えてきます。
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alchemist
at 2021-04-02 00:15
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コロナ対策には奇策はないと首相がおっしゃったそうですが、あんたのやってることそのものが奇策と言う自覚がないんでしょうね。科学の目からはブードーにすぎないGoToにこだわりまくって・・・・、
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STOCHINAI at 2021-04-02 10:14
デジタル音痴なのは仕方がないとは思いますが、文系の方々が多い政治家の「科学音痴」には頭が痛くなります。政治家なんだから今からでも勉強すべきだと思うのですが、どうしてああもまあ勉強嫌いなのでしょう。もう、人生「上がり」だと思っているような人には早々に引退してもらいたいものです。
by STOCHINAI
| 2021-04-01 22:21
| 札幌・北海道
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Comments(2)