5号館を出て

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朝は寒くても昼は暖かくなる春の一日

 今朝の最低気温は2℃を切って1.9℃でした。さすがにマイナスになることはなくなってきましたが、冷静に考えると2℃は霜が降りる気温です。寒いです。それでも昼の最高気温は15.1℃まで上がりますので、そこまで行くと「暖かい」と感じます。

 寒いと思いながら目覚めた朝にカーテンをあけ、寝ぼけ眼で撮った最初に一枚の写真がこちらです。

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 強い朝の日差しがおわかりいただければ、この写真の意味もあったことになります。

 まだ花を咲かせる木はありませんが、モクレンと最初の花を競い合うレンギョウは全体的になんだか黄色みを帯びてきているような気がしました。

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 写真は撮りそこねましたが、モクレンのツボミからは紫の花びらがはみ出てきたものもありました。

 というわけで、春は着々と進行しており、それに追われるように私の庭での作業時間もだんだんと長くなってきておりますが、作業しながら写真を撮るというのはなかなかできないことで、どうしても作業していると写真が少なくなります。

 庭仕事を終えて一休みしてネットを探索していると、どうやら今日は予告なしに札幌市の電子図書館に新しく入荷した本があったようです。

 とりいそぎ上限の3冊は確保しておきましたが、今日の大収穫はこちらです。

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 あべ弘士さんのエッセイ絵本「あべ弘士の動物よもやまばなし」です。

 あべ弘士さんと言えば、「あらしのよるに」でブレークした、もと旭山動物園の飼育員さんということしか知りませんでしたが、あとがきのようなところで元旭山動物園長の小菅さんが一緒に動物園で働いていた頃、動物園に入ったのが後だということであべさんが小菅さんを「コスゲ」と呼び捨てにし、後に園長になる小菅さんがあべさんのことを「あべさん」と(おそらく今でも)呼び合っているらしいというエピソードを書いているのがとても気に入りました。

 あべさんはさっさと飼育員をやめて世界中を飛び回って動物を見るという夢のような生活をしながら、絵本作家にもなれたようで、飼育員さんからのキャリアとしては園長さんもうらやむ存在だったようです。

 この本が出版されたのは2010年だったようですが、見ているだけで動物園に行って彼らに会いたくなるような素敵なほんです。

 動物園にはアフリカをはじめとして、外国の動物が多いものですが、この本では北海道の動物もたくさんフィーチャーされています。

 我々にも馴染み深い北海道の動物をいくつか引用させていただきましょう。

 まずはキュートなエゾタヌキ。

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 そして、山では会いたくないヒグマ。

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 北海道大学の構内でも出会えるエゾリス。

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 我が家の周辺をもうろついているキタキツネ。

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 厚岸などまで足を伸ばせば、意外と簡単に出会えるゴマフアザラシ。

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 そして北海道にしかいないのになぜか名前がトウキョウトガリネズミという極小のネズミ・

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 これに関してはエゾトガリネズミがエドトガリネズミと間違って書かれたことが原因で、エゾがエドになり、エドが江戸つまり東京、トウキョウになってこの名前になったというのは間違いのない笑い話のようです。

 いずれにせよ、このエッセイ絵本の中であべ弘士さんの北海道の動物に対する愛情あふれる視線がこれらの絵と、その横に書かれた珠玉のエッセイで楽しむことができますので、是非とも本物の本(印刷本であれ電子本であれ)に接することをおすすめします。

 楽しいです。









by STOCHINAI | 2021-04-02 23:05 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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