2021年 04月 11日
日曜日、さらに暖かく
朝一番に見たものはこれでした。
寝ぼけた目には一瞬、昆虫のようにも見えたのですが、冷静に見直してみると上にツキトジ(月兎耳)の鉢があり、そこから落ちてきた一枚の葉だということはわかりました。ツキトジはよく気根を出すのですがこれもそうして発達した気根を持った葉が気根ごと落ちてきたものだと思います。よく見ると気根が出ているところから小さな植物体が育っているようにも見えますので、どうやら独立しようということで本体から切り離されて落ちてきたもののようです。
これはしかるべきところに移植してやると、立派に新しい株として育つはずです。そうしてやることにします。
今日は朝は寒かったものの、日の出とともにグングン気温が上がり午前中から暖かくなりました。
さすがに予報の15℃までは行かなかったようですが、最高気温14.3℃はじゅうぶんに暖かかったです。ところが、この暖かさではありますが、札幌市では、新型コロナウイルスの感染拡大ということで市民に不要不急の外出自粛などを求めているところであり、市内の大きな公園などでは遊具の使用が禁止されていたりするようで、外に出てもできるのはせいぜい日向ぼっこや散歩だけと、市民は非常に不自由を強いられているところです。
というわけで、家の周囲で過ごす時間が長くなるのですが、それでもいろいろと春の気配を感じることはできるものです。
ツキトジの葉が落ちたこともそのひとつなのだと思いますが、室内で冬中咲き続けていたフクシアもちょっと涼しい玄関に出したところ、花がぽろりと落ちていました。
フクシアは原産地ではハチドリが花粉を媒介してくれるために不思議な姿をしているのですが、残念なことに日本にはハチドリはいません。
もしいたら、たくさん育ててハチドリを呼び寄せたいと思うのですが、いないのがとても残念ですが、フクシアの花は意外と日本の機構に合っているのか、たくさんの花を咲かせてくれます。
これはFacebookで見かけたフクシアの花の蜜を吸うハチドリの姿です。
Javier Zuritaさんの素晴らしい写真をお借りして再掲させていただきます。
フクシアだけではなくハチドリも日本に呼び寄せたいと強く思いますが、実はこのフクシア、ハチドリがいない札幌でもしばしば実が熟すのです。いったいどんな動物が花粉を運んでくれるのか、いつか確かめたいと思っています。(まさか、ハチドリが密かにやってきているのではないでしょうが、もしやってきているのなら、うれしすぎます(笑)。)
日の当たりにくい家の西側に植えてあったクリスマスローズの花が咲きました。
日の当たる東側の庭に置いてあったプランターに植えたクリスマスローズは花をつけることがなかったのですが、保険にと思って日の当たらない庭に植えてあったものが咲いてくれてのは、ある意味で「予想通り」のビンゴでした。
人が思うほど植物の生態をコントロールすることはできないものです。
今日の最後はDailyArtで配信されてきたアンリ・ルソーの絵をご紹介します。
「異国風景-猿とインディアン」というタイトルになっていて、今なら「差別問題」になりそうな危険もあるものですが、100年以上前のものですから歴史的資料として許されると思います。このアンリ・ルソーという人の絵は100年以上前のものだとは思えないほどかなりのモダンな雰囲気を持っていて、不思議な魅力があって私は好きです。
この作品もパブリックドメインになっているのですが、せっかくの公共財産ですからもっと自由に共有されるとよいと思う今日このごろなのでした。
by STOCHINAI
| 2021-04-11 22:17
| 札幌・北海道
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