2005年 12月 11日
日本人労働者の品質
耐震構造データ偽造事件とか、みずほ証券のジェイコム株式1円販売事件とかを見るにつけても、日本人労働者の品質低下を感じます。
前に、日本の公務員が優秀だったというエントリーを立てたことがありますけれども、実は公務員に限らず、日本の労働者というものが優秀だった時代があったのだと思います。
その頃、日本の労働者とアメリカの労働者を比較して、アメリカの労働者というものはレベルは低いのだけれども、その低劣な労働力を活用するために、これさえ読めば「サルでもできる」というマニュアルの充実があることが強調されていたようでした。
その後、コンピューターとともにアメリカ文化のシンボルともいうべきマニュアルもドーっと入ってきました。
たった数枚のフロッピーディスクに入っているコンピューターのソフトウェアを、十数万円から数十万円で売るのですから、大きな箱に入れるだけではなく大量のマニュアルを付けるとなんとなく有り難みが増すということもあったのでしょうが、今で言うと単なるウィンドウズのようなOSに厚さの総和が数十センチのマニュアルがついてきたのは、今や昔の話です(ほんの20年前のことです)。
当時はコンピューターを買っても、実験機器を買っても同じように厚いマニュアルがついてきたものです。特徴としては、読んでも読んでも意味がわからないのがマニュアルだと言われていたものです。
そのようなマニュアルを見て、これさえあればどんなに品質の悪い労働者もすべて均質な高度労働力になるという説明がまったく納得できなませんでした。
その頃、そんなマニュアルでも何とかなっていたのは、日本人労働者がマニュアルなどなくても、ほとんどのハード・ソフトウェアを使いこなすことができていたからなのだと思います。つまり、マニュアルは「商品の形」をつくるために添付されていた単なる上げ底部分にすぎず、優秀だった使用する側はマニュアルなど読まずに何とか使いこなしていたのです。
そういう事情があったせいかどうなのか、最近ではソフトウェアの値段が下がってきたこともあり、多くのソフトからマニュアルらしいマニュアルは姿を消してしまいました。今ではOSさえもいわゆる市販の「マニュアル本」なしには使いこなせない(どんな機能があるかすらわからない)ものが多くなってきました。
まあ、それはそれで良いのでしょうが、きちんとしたマニュアルがなくなってしまった後に、公務員を含む労働者の品質が低下してきてしまったという状況が、昨今の様々な事件のいくつかの原因になっているような気がしてなりません。つまり労働者の品質が低下してきているにもかかわらず、アメリカのような「サルでもわかる」マニュアル制作のノウハウが蓄積してこなかったツケが、今噴出してきているような気がするのです。
耐震構造データを計算するソフトがあって、それを改変して申請書を作るということなどは許認可システムがある限り想定されてしかるべき状況です。それを見抜くことができない審査機関の力のなさ(つまりそこで働く職員の品質の悪さ)というものこそが「あってはならないこと」であり、偽造データを提出して認可を得ようなどという業者の行動などは「もっともありそうなこと」という姿勢でなければ、審査などというものの存在意義がないことになります。
コンピューターを使った証券取引にしても、システム側からエラーや警告のメッセージは発せられていたにもかかわらず、「いつものように」エラーを無視して強制的に取引を続けさせたオペレーターという存在はいったい何なのでしょう。日本の経済全体を揺るがす可能性のもある東京証券取引所というようなところが、そんな品質の悪いオペレーターによって操作されており、それを監視するシステムも持たない日本という国はほんとうに大丈夫なのでしょうか。
人を育てることがうまくできなくなっているのならば、それこそサルでもできるオペレーションシステムを用意しなければなりません。優秀な労働力が自然に育ってきたという誤解から出発して、自由競争という名の下に労働力を育てることを放棄して作ってきた今の社会のほころびが、これからもどんどん噴出してくることは間違いないと確信させるようなエピソードが、毎日のように起こっているような気がしています。
国を動かす政治家がいつそれに気が付くか、まさに試されるニッポン状態なのだと思います。
どーする、ニッポン。
前に、日本の公務員が優秀だったというエントリーを立てたことがありますけれども、実は公務員に限らず、日本の労働者というものが優秀だった時代があったのだと思います。
その頃、日本の労働者とアメリカの労働者を比較して、アメリカの労働者というものはレベルは低いのだけれども、その低劣な労働力を活用するために、これさえ読めば「サルでもできる」というマニュアルの充実があることが強調されていたようでした。
その後、コンピューターとともにアメリカ文化のシンボルともいうべきマニュアルもドーっと入ってきました。
たった数枚のフロッピーディスクに入っているコンピューターのソフトウェアを、十数万円から数十万円で売るのですから、大きな箱に入れるだけではなく大量のマニュアルを付けるとなんとなく有り難みが増すということもあったのでしょうが、今で言うと単なるウィンドウズのようなOSに厚さの総和が数十センチのマニュアルがついてきたのは、今や昔の話です(ほんの20年前のことです)。
当時はコンピューターを買っても、実験機器を買っても同じように厚いマニュアルがついてきたものです。特徴としては、読んでも読んでも意味がわからないのがマニュアルだと言われていたものです。
そのようなマニュアルを見て、これさえあればどんなに品質の悪い労働者もすべて均質な高度労働力になるという説明がまったく納得できなませんでした。
その頃、そんなマニュアルでも何とかなっていたのは、日本人労働者がマニュアルなどなくても、ほとんどのハード・ソフトウェアを使いこなすことができていたからなのだと思います。つまり、マニュアルは「商品の形」をつくるために添付されていた単なる上げ底部分にすぎず、優秀だった使用する側はマニュアルなど読まずに何とか使いこなしていたのです。
そういう事情があったせいかどうなのか、最近ではソフトウェアの値段が下がってきたこともあり、多くのソフトからマニュアルらしいマニュアルは姿を消してしまいました。今ではOSさえもいわゆる市販の「マニュアル本」なしには使いこなせない(どんな機能があるかすらわからない)ものが多くなってきました。
まあ、それはそれで良いのでしょうが、きちんとしたマニュアルがなくなってしまった後に、公務員を含む労働者の品質が低下してきてしまったという状況が、昨今の様々な事件のいくつかの原因になっているような気がしてなりません。つまり労働者の品質が低下してきているにもかかわらず、アメリカのような「サルでもわかる」マニュアル制作のノウハウが蓄積してこなかったツケが、今噴出してきているような気がするのです。
耐震構造データを計算するソフトがあって、それを改変して申請書を作るということなどは許認可システムがある限り想定されてしかるべき状況です。それを見抜くことができない審査機関の力のなさ(つまりそこで働く職員の品質の悪さ)というものこそが「あってはならないこと」であり、偽造データを提出して認可を得ようなどという業者の行動などは「もっともありそうなこと」という姿勢でなければ、審査などというものの存在意義がないことになります。
コンピューターを使った証券取引にしても、システム側からエラーや警告のメッセージは発せられていたにもかかわらず、「いつものように」エラーを無視して強制的に取引を続けさせたオペレーターという存在はいったい何なのでしょう。日本の経済全体を揺るがす可能性のもある東京証券取引所というようなところが、そんな品質の悪いオペレーターによって操作されており、それを監視するシステムも持たない日本という国はほんとうに大丈夫なのでしょうか。
人を育てることがうまくできなくなっているのならば、それこそサルでもできるオペレーションシステムを用意しなければなりません。優秀な労働力が自然に育ってきたという誤解から出発して、自由競争という名の下に労働力を育てることを放棄して作ってきた今の社会のほころびが、これからもどんどん噴出してくることは間違いないと確信させるようなエピソードが、毎日のように起こっているような気がしています。
国を動かす政治家がいつそれに気が付くか、まさに試されるニッポン状態なのだと思います。
どーする、ニッポン。
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rabbitfootmh at 2005-12-12 00:19
公務員の世界は知りませんが、昔は民間企業では、新入社員を手取り足取り育成するのに2~3年かけるくらいの余裕があったのだと思います。
ルーチンワークでも、けっこう複雑な手順を踏んでいるものなんですよね。それを毎日毎日、「サルでも分かる」ように先輩が教えて面倒みてくれてたんです。その余裕が今はなくて、とにかく即戦力。
20年くらい前、OL4年やった時に、自分の日常業務をマニュアル化するという研修を受けさせられて、実際にマニュアルを作ったことがあるんですが、簡単な業務でも言葉で説明しようとすると、けっこうなページ数になったので驚いた経験があります。
でも、私が退職したあと、企業の規模が拡大するまでの数年間、そのマニュアルがずっと新人教育に使われていたそうです(笑) これから日本はどんな形で「人材育成」をやっていくのか、きちんと考えるべきですね。
ルーチンワークでも、けっこう複雑な手順を踏んでいるものなんですよね。それを毎日毎日、「サルでも分かる」ように先輩が教えて面倒みてくれてたんです。その余裕が今はなくて、とにかく即戦力。
20年くらい前、OL4年やった時に、自分の日常業務をマニュアル化するという研修を受けさせられて、実際にマニュアルを作ったことがあるんですが、簡単な業務でも言葉で説明しようとすると、けっこうなページ数になったので驚いた経験があります。
でも、私が退職したあと、企業の規模が拡大するまでの数年間、そのマニュアルがずっと新人教育に使われていたそうです(笑) これから日本はどんな形で「人材育成」をやっていくのか、きちんと考えるべきですね。
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kitanomizube at 2005-12-12 05:26
世の中全体が偽造データでだまされている時代なのではないでしょうか?あり得ないような水増しデータで作られる大きな数々のダム。その積み重ねで世界遺産はズタズタになっているし、借金大国ができあがったのでは・・そしてまた偽造のデータにより法治国家の根幹が変えられようとしている。その改定手続きは審査機関を封じ込める法律です。これが通るとしたら、まさにその審査機関・・つまり国民の質が低下していて、あの劇場の正体を見抜けなくなっていると言うことですよね。残念なことです。痛い目を見なければわからないのかなあ・・・・・
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b
at 2005-12-12 09:05
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stochinai at 2005-12-12 09:45
『しのびよるネオ階級社会』の林信吾氏によれば
「これからの日本企業が求める人材は(1)経済のグローバル化に対応できる少数エリート(2)専門分野に通じたスペシャリスト(3)低賃金で雇える多くの労働者の3種類です。文部科学省が打ち出した公立学校の“ゆとり教育”を見ると、国はそんな企業のニーズに応えるために少数の“優秀な人材”と大勢の“元気のいいバカ”を作り出そうとしているとしか思えません」とのこと、日本の労働者の質がその“元気のいいバカ”に変化してきているとは考えられないでしょうか。
「これからの日本企業が求める人材は(1)経済のグローバル化に対応できる少数エリート(2)専門分野に通じたスペシャリスト(3)低賃金で雇える多くの労働者の3種類です。文部科学省が打ち出した公立学校の“ゆとり教育”を見ると、国はそんな企業のニーズに応えるために少数の“優秀な人材”と大勢の“元気のいいバカ”を作り出そうとしているとしか思えません」とのこと、日本の労働者の質がその“元気のいいバカ”に変化してきているとは考えられないでしょうか。
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stochinai at 2005-12-12 11:43
なるほどと思わせられるところがある議論だと思います。さらに、その低賃金で雇える元気の良い労働者は別に日本人ではなくても良く、もっと安く働いてくれる外国人が増えているのも、大日本株式会社の方針ということなのでしょうか。経済効率という点では、一貫したことをやっているようですが、他のところに気配りをしていないととんでもないことが次々と起こってしまいますね。とすると、これからもまだまだ出るということになります。怖いですね。
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alchemist
at 2005-12-12 12:59
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日本株式会社の制度疲労じゃないですか?太平洋戦争でも同じですが、兵站に当る部分が極めて手薄で予備兵力もなく前線に全兵力を展開するという習性がこの国にはあるように見えます。そのゆとりなさが、ヒトは間違わないという信仰に裏打ちされて正当化されてきたのではないでしょうか?でもって、人件費が高すぎるという批判のモトにヒトを一人減らしてみた、でも事故が起きないからもう一人減らしてみよう・・・と次々と削減してみたら、ついにどんなに前線の一平卒でも耐えきれないところまで来てしまったのでは?
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alchemist
at 2005-12-12 13:07
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米国に住んだ時に驚いたのはアパートの従業員が多いことです。500戸くらいのアパートでしたが、ホールマンを始め40〜50人は働いていました。日本の場合700戸ほどの団地で管理人さんやパートのお掃除さんなどで5人程度じゃないでしょうか?この状態を経費削減のためにもっと人減らししようってのが今の日本株式会社じゃないでしょうか?ヒトは必ず間違うもの、というあたりから認識を変えないと、構造計算の捏造みたいに「あってはならないこと」で簡単に片付けられてしまうでしょう。
大学だって似たようなものですけどね。
あ、一平卒ではなく一兵卒でした。
大学だって似たようなものですけどね。
あ、一平卒ではなく一兵卒でした。
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azarashi_salad at 2005-12-12 23:14
♪こんばんは。
本当はじっくりと「人づくり」をしたいのですが、ノルマのような人員削減と目先の効率化、スピード化で、どこもそんな余裕がなくなってきています。
この国の政治、経済の指導者層は、そんなこと分かっててやっているのですから、このくらいの経済損失は見込んでいるということなのでしょう。
本当はじっくりと「人づくり」をしたいのですが、ノルマのような人員削減と目先の効率化、スピード化で、どこもそんな余裕がなくなってきています。
この国の政治、経済の指導者層は、そんなこと分かっててやっているのですから、このくらいの経済損失は見込んでいるということなのでしょう。
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stochinai at 2005-12-13 14:41
azarashi_saladさん、ありがとうございます。
追い立てられる一方だと、なんか悔しいですよね。サボタージュしてやろうと思っても、単にリストラされてしまうのが今の労働者なのかもしれません。「万国の労働者よ、団結せよ」なんて言葉は誰も知らない時代なんでしょうね。
追い立てられる一方だと、なんか悔しいですよね。サボタージュしてやろうと思っても、単にリストラされてしまうのが今の労働者なのかもしれません。「万国の労働者よ、団結せよ」なんて言葉は誰も知らない時代なんでしょうね。
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てん
at 2005-12-13 19:53
x
事件の真相がよく分かっていないのに適当な事を言ってもねえ・・・
一部事件をあげて大げさに心配するのは、まるでその辺のマスゴミ
と一緒ではないですか。耐震構造データ偽造事件に関しては、明らかに
『ヤバイ』人々による組織的犯罪でしょ?株式1円販売事件に関しても、ミ
スではないかも知れないし。労働者全体の質をうんぬんするのはちょっ
と・・・
まあ、両者に共通してシステムの不備は見られるけど、まあそれは昔から
普通にあることなんでねえ・・・改善すれば済むこと。
労働者の質の低下っていうけど、本当のところはどうなんでしょ?ホワイト
カラーだけ見て平均を語ったらそう見えるかも。だって、昔に比べたら全
然多いから優秀な人間の比率は当然下がっているでしょ?
一部事件をあげて大げさに心配するのは、まるでその辺のマスゴミ
と一緒ではないですか。耐震構造データ偽造事件に関しては、明らかに
『ヤバイ』人々による組織的犯罪でしょ?株式1円販売事件に関しても、ミ
スではないかも知れないし。労働者全体の質をうんぬんするのはちょっ
と・・・
まあ、両者に共通してシステムの不備は見られるけど、まあそれは昔から
普通にあることなんでねえ・・・改善すれば済むこと。
労働者の質の低下っていうけど、本当のところはどうなんでしょ?ホワイト
カラーだけ見て平均を語ったらそう見えるかも。だって、昔に比べたら全
然多いから優秀な人間の比率は当然下がっているでしょ?
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てん
at 2005-12-13 19:56
x
あと、
>> 寒北斗
>これからの日本企業が求める人材は(1)経済のグローバル化に対応で
>きる少数エリート(2)専門分野に通じたスペシャリスト(3)低賃金で雇え
>る多くの労働者の3種類です。
最近よく言われているこういう構造だけど・・・昔から基本的に同じだと思う
けどねえ。 昔よく言われていたのに、“その企業に本当に必要な人間は
全体の2割で、6割は普通あるいはいつでも取替え可能、そして残りは邪
魔”っていうのがあるんだけど、それをちょっと詳しく説明しただけじゃない
の?
> >stochinai
>サボタージュしてやろうと思っても、単にリストラされてしまうのが今の労
>働者なのかもしれません。
サボタージュしたら普通のクビにできます。ストと一緒にしないように。
>> 寒北斗
>これからの日本企業が求める人材は(1)経済のグローバル化に対応で
>きる少数エリート(2)専門分野に通じたスペシャリスト(3)低賃金で雇え
>る多くの労働者の3種類です。
最近よく言われているこういう構造だけど・・・昔から基本的に同じだと思う
けどねえ。 昔よく言われていたのに、“その企業に本当に必要な人間は
全体の2割で、6割は普通あるいはいつでも取替え可能、そして残りは邪
魔”っていうのがあるんだけど、それをちょっと詳しく説明しただけじゃない
の?
> >stochinai
>サボタージュしてやろうと思っても、単にリストラされてしまうのが今の労
>働者なのかもしれません。
サボタージュしたら普通のクビにできます。ストと一緒にしないように。
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stochinai at 2005-12-13 20:42
てんさん。
>事件の真相がよく分かっていないのに適当な事を言ってもねえ・・・
適当なことを言うのがミニゴミの特権ということでご勘弁を。てんさんはすべてをお見通しのようですので、是非とも真実を教えてください。どこのブログへ行けば読めますか?是非!
それから、ほんとうに昔よりホワイトカラーが全然多いんですか。大学生は確かにそうですけど、ホワイトカラーもそうなんですか。減ってるのと思ってました。
>サボタージュしたら普通のクビにできます。ストと一緒にしないように。
はははは、そうでした。でもストもしませんよね。今時の労働者(私も含めてだけど、、、、)。
>事件の真相がよく分かっていないのに適当な事を言ってもねえ・・・
適当なことを言うのがミニゴミの特権ということでご勘弁を。てんさんはすべてをお見通しのようですので、是非とも真実を教えてください。どこのブログへ行けば読めますか?是非!
それから、ほんとうに昔よりホワイトカラーが全然多いんですか。大学生は確かにそうですけど、ホワイトカラーもそうなんですか。減ってるのと思ってました。
>サボタージュしたら普通のクビにできます。ストと一緒にしないように。
はははは、そうでした。でもストもしませんよね。今時の労働者(私も含めてだけど、、、、)。
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てん
at 2005-12-13 21:55
x
>適当なことを言うのがミニゴミの特権ということでご勘弁を。てんさんはすべてをお見通しのようですので、是非とも真実を教えてください。どこのブログへ行けば読めますか?是非!
まあ皮肉でしょうが、知るわけないじゃないですか。ただ、耐震構造データ
偽造関係については、報道を含めて確度の高いウラネタもあちこちから出
てきてるので、調べてみれば?っていうか本当はある程度知ってるで
しょ?
>それから、ほんとうに昔よりホワイトカラーが全然多いんですか。大学生は確かにそうですけど、ホワイトカラーもそうなんですか。減ってるのと思ってました。
自分でちゃんと調べてちょんまげ。バブルまで増え続けてたよ。その後は
横ばいから減少傾向だったと思うけど。実のところ、80年代中盤からホワ
イトカラーの余剰とそれに伴うモラルハザードってのは心配されていました。アメリカが既にそうなっていたから。比較する“昔”は当然それ以前の
高度経済成長時代でしょ?でも、“手抜き”はその時代からあったけど・・・
まあ皮肉でしょうが、知るわけないじゃないですか。ただ、耐震構造データ
偽造関係については、報道を含めて確度の高いウラネタもあちこちから出
てきてるので、調べてみれば?っていうか本当はある程度知ってるで
しょ?
>それから、ほんとうに昔よりホワイトカラーが全然多いんですか。大学生は確かにそうですけど、ホワイトカラーもそうなんですか。減ってるのと思ってました。
自分でちゃんと調べてちょんまげ。バブルまで増え続けてたよ。その後は
横ばいから減少傾向だったと思うけど。実のところ、80年代中盤からホワ
イトカラーの余剰とそれに伴うモラルハザードってのは心配されていました。アメリカが既にそうなっていたから。比較する“昔”は当然それ以前の
高度経済成長時代でしょ?でも、“手抜き”はその時代からあったけど・・・
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stochinai at 2005-12-13 22:05
てんさん、さっそくのレスポンス、感謝します。
耐震構造データ偽造事件に関しては、他社による類似の物件が続々出てきそうなのにもかかわらず、適当なところで幕引きを狙っている勢力が存在する気配を感じるのですが、どうでしょうか。そっちの方が心配です。
バブルの頃と言えば今からみるともう「昔」のことに思えますが、了解しました。確かにその頃は、どんな学生でも就職活動をするだけでどんな会社からも旅費が支給され何十万円か儲かり、内定は5つや6つもらうのが普通で、初年度のボーナスが100万円を越えるようなところに勤めるホワイトカラーになれてました。毎年、ものすごい勢いで増えてましたね。あれじゃあ、崩壊するのも無理ないというような状況になってたところでバブルがはじけました。思い出すだけでも、恐ろしいことを続けていたものです。
耐震構造データ偽造事件に関しては、他社による類似の物件が続々出てきそうなのにもかかわらず、適当なところで幕引きを狙っている勢力が存在する気配を感じるのですが、どうでしょうか。そっちの方が心配です。
バブルの頃と言えば今からみるともう「昔」のことに思えますが、了解しました。確かにその頃は、どんな学生でも就職活動をするだけでどんな会社からも旅費が支給され何十万円か儲かり、内定は5つや6つもらうのが普通で、初年度のボーナスが100万円を越えるようなところに勤めるホワイトカラーになれてました。毎年、ものすごい勢いで増えてましたね。あれじゃあ、崩壊するのも無理ないというような状況になってたところでバブルがはじけました。思い出すだけでも、恐ろしいことを続けていたものです。
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ぢゅにあ
at 2005-12-14 02:59
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ちょっと趣旨からはずれますが、たまたま2日前に見たニュースで、アメリカ人が信頼できる車の比率は日本車:アメリカ車=29:2。アメリカが必要なことはへたなマーケット戦略ではなく、商品の質を向上することだとありました。労働に対する品質を意識できる日本はまだ救われているとも言えそうです。
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at 2005-12-14 22:06
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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stochinai at 2005-12-14 23:17
外国人雇用の問題は、これからどんどん拡大していくと思います。その中で、先日の広島の事件のようなことも起こってくるでしょうし、イギリスのテロやフランスの暴動のようなことも起こりうるのかもしれません。そうしたことに対する心構えや制度整備もなしに、なし崩し的に外国人労働者が増えている現実を、(何か事件が起こる前に、そして起こった後でも)国民全体で議論しておく必要があると思います。今は、あまりにも報道量が少なすぎると思います。いろんな意味で、危険な状態だと思います。
by stochinai
| 2005-12-11 23:51
| 教育
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