2021年 08月 06日
東京と札幌の暑さが違うというのは古い人の思い込み
昨日と今日と、そして明日も明後日も札幌で東京の暑さを逃れて競歩とマラソンが行われつつある札幌です。
少なくとも暑さを逃れるという目論見は破綻していることは誰の目にも明らかです。
昨日も今日も東京よりも涼しいということにはまったくなっていない札幌なのでした。
今日の午後1時の札幌各区の気温分布です。日本のどこと比べても「涼しい」とはとても言えない暑さに襲われています。
まあ何年か前には札幌は東京よりは涼しい北の大都市ということで知られていたのだとは思いますが、去年の段階ですでにそんなことはないということはわかっていたはずなのですが、それを無視してここまできた組織委員会の失策は歴史に残る失敗として記録されることになりそうです。
明日も朝から女子マラソンが予定されているのですが、ここまできてようやく間違いに気がついた組織委員会は明日の出走時間を1時間早めることにしたと、この時間になって発表しました。
人間の考えることはどうしても自然の動きに対応できるわけはないのですよね。
札幌では熱帯夜などはそうそうあるものではないと思われていますし、住んでいる我々もそう思っていたのですが、今年は今朝までにもう3回目の熱帯夜に見舞われています。
今や半数近くのお宅にエアコンが配備されてきた札幌ではありますが、まさか夜もエアコンを使うことがあると思っているお宅は皆無だと思います。そんな中で今年3回目の熱帯夜がやってきたのはまったく想定外の大事件です。
さすがに熱帯夜明けの朝はボーッとしています。
この暑さの中ではエアプランツの元気さが際立ちます。
もとの親株が枯れるかもしれないという危機的状況の中ですが、元気に育っているカプトメデューサです。
外に出るとアサガオが咲いていました。
今年のアサガオは葉の陰に隠れて咲くものが多いようです(笑)、
こちらは昨日咲いてしぼんだ花です。
咲いているときには青で、しぼむと赤というところは興味深い「アサガオの謎」ではあります。
今日もとても暑い一日でしたが、大発見がありました。
なんとパセリが丸坊主になりそうな感じになってしまっていたのです。
少なくとも数日前まではたくさんの葉が茂っていたはずなのですが、茎だけになっている部分もたくさんあるのです。
よく見てみると、犯人はすぐにわかりました。
今年はよくアゲハが来るなあと思っていたのですが、それだけではなく子どもも生んで置いていったのでした。キアゲハの大きな幼虫がムシャムシャとパセリを食べていました。
こんなに大きくなるまで気が付かなかったのはまったくの不覚でした。
幼虫にとってもここまで見つからなかったのに、とうとう見つかってしまったのは不覚だったに違いありません。
これ以上パセリを食べられると困るので、4匹の幼虫は回収して餌として同じセリ科のセリと一緒にビンに閉じ込めました。見たところセリも食べているようなので、これで蛹化・羽化までできるならばセリで行きたいと思います。
今年の我が家に庭はスズメに餌をやっているせいで、ほとんど植物に被害を及ぼすような虫はスズメが食べてくれているようで心配はなかったのですが、このキアゲハは伏兵でした。まあ、それでもセリを食べて羽化してくれるならばこちらとしても共存共栄ができるのでなんとかその方向で行ってくれるとありがたいところです。
それにしてもアゲハの大きなイモムシを見るのは何十年ぶりかもしれません。うれしいです。
最後の一枚はうっすらと夕焼ける空の前で点灯した街灯の写真になりました。
明日も暑くなりそうです。
by STOCHINAI
| 2021-08-06 22:28
| 札幌・北海道
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