5号館を出て

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北海道は灯油の高騰で厳しい冬です

 ガソリンとともに灯油が高騰しているというニュースを聞いていたので、我慢していたのですがさすがにタンクが空になってきたので今日は灯油を入れてもらいました。我が家にはセントラルヒーティングと風呂も含めた温水供給用の400リットルタンクと補助暖房と屋外の融雪機用の200リットルタンクがあり、両方に入れてもらったので今日は450リットルくらいになりました。安いときには1リットル70-80円くらいなのですが、なんと今日は101円でしたので、総額は45000円を越えてしまいました。これで、1ヶ月ちょっとくらいは持つのですが、春までにはあと4回は入れなければならないので、この価格のまま推移すると軽く20万円を越えてしまいます。これが北海道で暮らすための最低の暖房費ということになります。北海道人は冬になっても薄着で室内でビールやアイスクリームを楽しんでいると避難されることがありますが、室温を低く設定したとしても暖房に必要な灯油代はそれほど節約できないほど寒いのが実情です。

 ガソリン代と並行して灯油代も上がっているグラフがこちらです。

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 このグラフでは10月までしかデータがありませんが、11月になってもまだ上がり続けています。

 札幌では生協が配達する灯油の価格が標準となっていますが、その最新の価格は札幌市内の配達価格で1リットルが112円となっています。

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 だいたいこれが札幌の配達価格の最安値ということになっていますが、我が家に配達してくれる業者さんはかなり努力してくれているようで、今日の段階で101円というのは今の札幌では「破格」の安さです。それでも4万5千円を払う時の痛みはそこそこ大きいものです。とはいっても、これを払わないことには凍死してしまいますので、食費に準ずる必要経費ということになります。

 さて、今日は朝は暗く始まり、ときおりあられや雨も降る天候でしたが、昨日と比べると寒さは若干やわらぎました。

 午後からは、天候も落ち着いてきました。

 これは型板ガラスを通して見た、外の紅葉です。

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 なかなかいい色だと思いますが、外へ出て見るとその実体はこちらでした。

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 まだ散っていないドウダンツツジです。ドウダンツツジは散り始めるとあっというまに葉を落としてしまいますが、場所によって散るタイミングがずいぶん違います。これは家のそばにあるので、最後の最後まで葉を残してがんばっている一本です。

 夕方になり、空がいい色になっているようなので、寒いですが外に出てみました。

 西の空を見るためにちょっと東に歩かなくてはなりません。こちらはその時に最初に見た東側の空です。

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 夕焼けの色に東の雲も染まっていました。

 こちらは日の落ちた西側の空です。

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 日が落ちた山の付近を拡大してみるとこんなふうでした。

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 なんだか、このところの朝に見える朝焼けと似ているように思えました。どちらにしても、晩秋の空ということですね。

 今日から立冬も末候の「きんせんかさく 金盞香」になりました。

 これは金盞花ではありませんが、近所の玉ねぎ畑の脇に植えられた晩秋のキクです。

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 元気に咲いてはいますが、秋の終わりを感じさせられます。

 もう、雪を待つばかりの札幌という雰囲気になってきました。









by STOCHINAI | 2021-11-17 21:47 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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