5号館を出て

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札幌では珍しい霜柱

 今朝も放射冷却で冷えた朝になりました。昨日ほどは冷えませんでしたが、最低気温がマイナス1.9℃。

 今日19月6日は平年ならば札幌で根雪になる日ですが、今年は雪がありません。

 その代わりに札幌ではとても珍しい発達した霜柱が見られました。

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 盛り上がった土を踏むとザクザクと崩れ落ちて、その後にこの霜柱が見られましたので、あせってカメラを撮ってきて急いで撮りました。雪の下ではたとえできていたとしても見ることはできませんので、この時期に雪がないことが霜柱が見られる前提になりますので、毎年見られるというものではないのです。

 今朝は日の出前には地平線付近を除き空には雲が皆無でした。これでは放射冷却になります。

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 立派な霜柱が発達するわけです。

 昨日は昼になっても最高気温が1.5℃までしかあがりませんでしたが、今日はなんと8.2℃まで上がりました。一気に2ヶ月逆戻りの温度でしょうか。

 昨日もちょっとは日照があったのですが、今日はもう少し本格的に太陽が見られました。

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 そのせいもあってか、日中の気温がぐんぐん上がりました。

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 夜になってもあまり下がらず、8時前にもこのくらいの気温はありました。

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 これでは根雪になることなどは考えられません。

 天気図も安定しているので、明日も暖かく天気も良くなりそうです。

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 というわけで、今週もおそらく来週も高い気温で推移しそうなので、札幌では記録的に根雪の遅い年になりそうだとも言われています。

 今日のDailyArtは写真なのかと思うくらいの写実的な火山の火口の絵でした(ポポカテペトル山の火口 Jean Baptiste Louis Gros 1833年 パブリック・ドメイン)。

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 作者のGrosは本業のフランス外交官としてのかたわら、写真撮影のパイオニアでもあったそうなので、この写実的な火口の絵は実に写真的です。

 Wikipediaによるとこの山は有史以来約30回の噴火記録があり、16世紀に噴火が確認されて以来、これまで15回大きな噴火が確認されているそうです。1993年からは噴火が継続状態となっており、数年おきに小~中程度の噴火をおこしており、ごく最近には先週もガスや蒸気を噴出していたことがSmithonianのサイトで報告されています。

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 ネットで調べると怪しげな写真もたくさん出てきて、「この山の付近はメキシコ国内有数の未確認飛行物体が多数目撃される地帯として、UFO研究家などには広く知れている」ということもわかりました(笑)。













by STOCHINAI | 2021-12-06 21:01 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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