5号館を出て

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雨は午前中まで

 朝はほとんど雨が上がっていたのですが、午前中にはまたそこそこ降りました。

 雨が上がった昼ころに撮ったアサガオのツルについた水滴の列です。

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 真横から撮ったのでは面白くないので、斜め前方からも撮ってみました。


 ちょっとまわりがうるさいですが、中央部付近を横切る水滴の行列とその中に映る風景がちょっとおもしろいと思いました。

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 雨は今日になってからはそれほど降らなかったようです。

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 一方、昨日からの気温は不思議な動きを見せていました。

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 昨日は全体的に低温の一日だったのですが、日付が変わるころの真夜中に最高気温を記録していました。

 さらに今日の明け方に向かって気温が上がり続け、今朝の9時頃が今日の最高気温になりました。その後、雨が上がった頃に急に気温が下がり、また上がりとフラフラしていましたが、夕方からは急に下がってきています。とは言え17-18℃くらいでとどまっているようではあります。

 この変な気温の推移は台風とそれが崩れた温帯低気圧と、そこから延びてきた前線の影響だったようです。

 今日の夕方の天気図を見てみると日本とそのまわりにはたくさんの低気圧があって、まさに「低気圧銀座」の様相です。

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 今日の昼頃、雨が上がった東の空を撮ってみましたが、朝との違いがわかりませんでした。

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 午後からは雨も上がったので買い物に出たりしたのですが、それ以外の活動はほとんどできなかったので、今日は昨日の続きで「百鬼夜行」の本の一部をご紹介します。

 まずは蜃気楼。蜃気楼がハマグリの吐き出す「妖気」だという話は聞いたことがあったのですが、そのもとになる(?)図を見たのは初めてかもしれません。見開きで描かれています。

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 蜃気楼が妖怪の一種だというのはなんとなく納得できるのですが、次の七福神も妖怪なのかというとちょっと微妙ですが、見開きつながりで七福神の乗った宝船もどうぞ。

 こちらは見開きの絵が3枚からなっています。不思議なことに、最初の絵は194-195ページにあるのですが、それにつながる2枚の絵は遠く離れた246-249ページにありました。

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 最初の絵には「ながき世のとおのねぶりの」と書かれています。

 次はこちら

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 「みなめざめ」です。

 そして、最後はこちら。

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 文は「波のり船のおとのよきかな」です。

 これはつなげると有名な回文の句になっていて、これについては私はなぜか小学生の頃から知っていました。

 最初に教えられた時には「長き夜の遠の眠りのみな目覚め、波乗り船の音の良きかな」でした。

 どこが回文なのかというと「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」だというのを聞いて、小学生の私でも一生忘れられないような強い印象を受けたものでした。

 その時の話では、この句と宝船の絵を書いた紙を枕の下にいれて寝ると、良い初夢が見られるということだったのですが、これがいまだに強烈に脳に刻み込まれているのは不思議です。

 初夢まではちょっと間がありますが、よろしかったら覚えておいてください。私としては珍しいウンチクを垂れてしまいました(笑)。

 明日からしばらくは穏やかな日が続きそうだということです。











by STOCHINAI | 2022-09-24 22:52 | 季節 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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