2022年 10月 05日
まだまだ寒くなりそう
室内にも光は注ぎ込んできました。
もちろん、この時期の好天は寒さと引き換えなので今朝は冷え込みました。
さすがに札幌の平地では霜も雪もありませんでしたが、近郊の中山峠にも雪が降ったようです。もちろん大雪の高い峰はしっかり積雪があったようです。
昨日は一日中雨でしたが、今日は午前中には少し雨が残って、昼過ぎにもなんどか通り雨がありましたが、時折太陽も照っていました。
こちらが太陽。
こちらが雨です。
天気は安定せず、外は寒いので、どうしても籠りがちになりますが、電子図書館に新しい配本が入りました。
他の人が気づくまえに、数冊借りて読んでみました。
キノコの図鑑は写真がとてもきれいで、見とれてしまいました。
数日借りて、じっくり眺めようと思っています。
こちらは、一気に読んでしまいました。
借りて読みはじめて一気に読み終わるという経験もあまりないのですが、そのくらいおもしろく、文章も上手で、感動しました。
北海道に移住してきた3代目ということで、育った時代的にも共感するところが多い内容だったこともあると思います。
大学を出て、家業の農畜産業を継いだあたりの話もおもしろく、ぐいぐい読まされました。
酪農をやって、自分のところの牛の乳が他のところのものと混ぜられて売られることに我慢できず、自分で牛乳を製造して販売するところまでやってのはすごいと思いましたが、やはりというか敗北して倒産してしまう話もすごいところです。
そして、ジャガイモなどを無肥料・無農薬で育てるという話もひきつけられました。
やはり、というか残念なことにそれにも敗北して、今は養鶏にチャレンジ中だそうです。
牛や野菜同様、養鶏もなかなかうまくいかず、辞めてしまうのかと思っていたところ、七転び八起きということで頑張っているというのが今のようです。
今は仲間を得て、野菜と鶏卵を育てて、札幌圏まで販売するところまでやっているのがスゴイと思いました。
確かに、著者のおっしゃる通り、小規模生産で生産地の近くで消費してもらうというスタイルは農業としては理想で、そのくらいの規模ならば無肥料・無農薬さらには不耕起の農業というものも可能なのかもしれません。まだまだチャレンジ中で、この先もいろいろと問題が起こることだろうと思いますが、この方のようなチャレンジ精神があって、仲間がだんだんと増えてくれば日本の農業・畜産業も変わってくるような希望を感じることができました。
あっという間に読んでしまったので、これを買うのはちょっと高いかもしれないと感じたのは事実ですが、本にしても野菜や鶏卵、牛乳にしても「ちょっと高いかもしれない」と思いながらも、作っておられる方の思想に共感しながらともに生きるという地方のあり方が必要なのかもしれないと思わされております。
良いものに出会えました。
さて、気温は今もまだ下がり続けているようで、明日の朝はもっと冷えそうです。
前線が通り過ぎた日本列島全体が冷え込んで来ているようです。
さすがに札幌の霜や雪はもう少し先になりそうではありますが。
by STOCHINAI
| 2022-10-05 22:19
| 札幌・北海道
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