10年に一度の寒さの日にスズメの挙動がおかしい

　夜になっても時折、強い風が吹き、積もった雪が巻き上げられてブリザードでホワイトアウトになっているようです。まあ、家の中にいる限り、ほとんど影響はないのですが、今夜はそれほど降らなかったとしても、また明日の朝にはあちこちにできた吹き溜まりの雪かきをしなければならなくなるのかもしれません。

　今日を象徴する景色といえば、このホワイトアウトでしょうね。

　強い風が吹いて、空から落ちてくる雪よりも積もった雪が巻き上げられてあたりを真っ白に消してしまいます。

　北海道に住んでいても、それほど頻繁に出会うわけではない、こうした天候が日本中を襲っていたようです。もちろん、雪に慣れない地域の方にとっては災害以外のなにものでもなかったことだろうと思います。

　今朝も昨日と同じように朝になってから雪が降ってきたようです。

　量はそれほど多くないのですが、風と一緒なので除雪したすぐ後からまた積もってしまうので、賽の河原の石積みのように終わりがありません。我々は適当なところで屋内に撤退します。

　家の中から見ていると、今日も昨日と同じようにスズメが餌を求めて集まってきていました。

　でも、ちょっと昨日と様子が違うようです。

　餌台にある餌がすくなくなってきたのかもしれませんが、スズメは餌台のまわりの雪の中にある餌を探しているようです。

　そのうちに、まわりの雪をどんどん掘り出しました。

　さらには、どんどん雪を掘って穴の中へと潜っていくものも出てきます。

　スズメが雪の穴をほって、どんどんその中へ潜っていくなどという行動は始めて見ました。

　よほど植えているのでしょうか。あるいは雪の中に餌があることを発見して興奮しているのでしょうか。

　今日が例外的に寒いということと関係があるわけではないと思いますが、毎日見ていても新しい行動をするスズメからは目が話せません。

　テレビでは全国的に大騒ぎになっている今日の寒さと強風と大雪のニュースをずっと流していますが、そこへ地震発生の情報まで入ってきました。

　災害などの時には、画面が小さくなって外側にニュースが流れて、内側で普通の番組が流されますが、そこへもう一つ災害情報が入れられるという画面は珍しいと思います。

　外側に暴風雪に関する情報が流れ、その内側に地震の情報が出ています。普通の画面はその内側に出るという三重構造の画面は珍しいので、記録として残しておきます。

　さて、今日から暦が変わりました。

　大寒の次候、「さわみずこうりつめる　水沢腹堅」です。今年も残すところ、最後の一候だけということになりました。

　10年に一度の寒さという割には北海道としてはそんなに寒くも感じなかった朝です。

　とはいえ、日中の気温がほとんど上がらず、最高気温がマイナス8.9℃というのはさすがに札幌でもあまりない寒さではありました。

　寒くても午後には晴れ上がる時間帯もあったりして、日差しがあると室内の気温はあがります。

　室内でこの日差しを浴びると、かなり暖かいものです。

　夜には北西の風が強く、時折吹雪いたりもしていますが、雪の量はそれほどではないようです。

　とりあえず、今日ももんすけにきいておきましょう。

　まあ、降らないでもないけど、最悪でもなさそうと、いつものあいまい予報ですが、信じて寝ることにします。